年賀状じまいとは、これまで続けてきた年賀状での挨拶を、今後は控えることを相手に伝えることです。
「何と書けばいい?」
「いつ伝える?」
「失礼にならない?」
「年賀状をやめたあとも付き合いを続けていい?」
など、実際に年賀状じまいをしようとすると迷うことがいくつもあります。
まず基本として押さえておきたいのは、次の3点です。
- これまでの年賀状への感謝を伝える
- 今後は年賀状での挨拶を控えることを伝える
- 今後も付き合いたい相手には、その気持ちを添える
たとえば、幅広い相手に使いやすい基本文は次のようになります。
これまで長年にわたり温かい年賀状をいただき、ありがとうございました。
誠に勝手ながら、年賀状でのご挨拶は本年を一区切りとさせていただくことにいたしました。
今後とも変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします。
理由は必ず書く必要はありません。
また、「今後ともよろしく」という一文も、今後も交流を続けたい相手に添えれば十分です。
この記事では、年賀状じまいの基本的な考え方をまとめながら、書き方・時期・理由・寒中見舞い・喪中との違い・受け取った後の対応など、詳しい記事へ案内します。
年賀状じまいとは?
年賀状じまいは、今後の年賀状での挨拶を一区切りにすることを相手に知らせるものです。
年齢だけを理由にするものではなく、さまざまなきっかけで考えられます。
- 年賀状の準備を見直したい
- 生活環境が変わった
- 仕事や家庭の事情がある
- 体調を考えたい
- 普段の連絡がLINEやメール中心になった
- 年賀状での付き合い方を整理したい
特定の年代だけが行うものではありません。
また、理由を詳しく相手へ説明する必要もありません。
年賀状じまいは失礼?
年賀状じまいをすること自体が失礼というわけではありません。
ただし、
今年で年賀状をやめます。
のように突然伝えると、相手によっては「付き合いまで終わるのかな」と感じることがあります。
そのため、まず感謝を伝え、自分側の事情として年賀状を一区切りにすることを伝えると文章がやわらかくなります。
避けたい言い方や、どこまで配慮すればよいか迷っている方は、年賀状じまいは失礼?不快にさせない伝え方と避けたい表現【2027年版】で詳しく確認できます。
年賀状じまいはいつ伝える?
年賀状じまいには「この日までに必ず伝えなければならない」という一つの期限があるわけではありません。
主なタイミングとしては、次のような方法があります。
- その年最後の年賀状で伝える
- 年末の挨拶として伝える
- 年明けに伝える
- 寒中見舞いで伝える
最後の年賀状で伝える
分かりやすい方法の一つは、その年最後に出す年賀状へ一言添えることです。
これまで長年にわたり温かい年賀状をいただき、ありがとうございました。
勝手ながら、年賀状でのご挨拶は本年を一区切りとさせていただきます。
年末や年明けに別の方法で伝える
普段から連絡を取っている相手であれば、手紙やはがきのほか、LINEやメールなどで知らせることも考えられます。
相手との関係や、普段使っている連絡方法に合わせて選びましょう。
寒中見舞いで伝える
年賀状を出さなかった場合や、相手から年賀状を受け取ったあとに伝えたい場合などは、寒中見舞いを利用する方法もあります。
時期ごとの考え方については、年賀状じまいの時期|いつ出す?いつまで?自然で失礼にならないタイミング【2027年版】をご覧ください。
寒中見舞いで実際に使える文章を探したい場合は、年賀状じまいを寒中見舞いで伝える|書き方と例文20選【2027年版】で詳しく紹介しています。
年賀状じまいの書き方
文章は、次の順番を基本にするとまとめやすくなります。
1.これまでの感謝
これまで温かい年賀状をいただき、ありがとうございました。
2.年賀状を一区切りにすること
勝手ながら、年賀状でのご挨拶は本年を一区切りとさせていただきます。
3.必要なら今後の付き合いについて添える
今後とも変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします。
この3つを必ずすべて入れなければならないわけではありません。
特に「今後もよろしく」は、今後も付き合いを続けたい相手に添える一文です。
詳しい基本フォーマットや文例は、年賀状じまいの書き方|基本フォーマットとそのまま使える例文【2027年版】をご覧ください。
そのまま使える年賀状じまいの基本文例
丁寧な基本文例
これまで長年にわたり温かい年賀状をいただき、誠にありがとうございました。
勝手ながら、年賀状でのご挨拶は本年を一区切りとさせていただくことにいたしました。
今後とも変わらぬお付き合いをよろしくお願い申し上げます。
短く伝える文例
これまで年賀状をいただき、ありがとうございました。
年賀状でのご挨拶は今年を一区切りとさせていただきます。
やわらかく伝える文例
毎年温かい年賀状をありがとうございました。
これからは年賀状でのご挨拶を一区切りにしようと思っています。
これからもどうぞよろしくお願いします。
年賀状じまいの理由は書かなくてもいい
年賀状じまいでは、理由を必ず書く必要はありません。
感謝と、今後年賀状を控えることだけでも文章は成立します。
理由を入れる場合は、詳しく説明しすぎず、自分側の事情として短くまとめると自然です。
- 生活を見直す中で
- 生活環境の変化もあり
- 家庭の事情もあり
- 年賀状の準備が難しくなってきたため
- 体調を考え
- 仕事上の節目を機に
- 諸事情により
具体的な理由表現を比較したい方は、年賀状じまいの理由一覧|自然で角が立たない理由テンプレ20選【2027年版】をご覧ください。
年代別の年賀状じまい
40代・50代・60代・70代・80代など、年代別に年賀状じまいの文章を探す方もいます。
ただし、年齢だけで理由や文面を決める必要はありません。
同じ年代でも、年賀状じまいを考える理由や人間関係はそれぞれ異なります。
年代別の記事を見るときは、「自分の年齢だからこの理由」と考えるより、自分の状況や相手との関係に合う文例を選びましょう。
40代
これまで温かい年賀状をいただき、ありがとうございました。
生活環境の変化もあり、年賀状でのご挨拶は本年を一区切りとすることにいたしました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
40代で年賀状じまいを考えている方は、生活環境や人付き合いの変化に合わせた伝え方をまとめた「40代の年賀状じまい|仕事・家庭に配慮した自然な伝え方と文例」を参考にしてください。
そのまま使える文章を多く比較したい方は、「40代の年賀状じまい文例20選|仕事・家庭の事情に使える自然で丁寧な例文集」から、自分の状況や相手との関係に合う文例を選べます。
50代
長年にわたり温かい年賀状をいただき、ありがとうございます。
生活を見直す中で、年賀状でのご挨拶も一区切りとさせていただくことにいたしました。
今後ともよろしくお願いいたします。
50代で年賀状じまいを考えている方は、これまでの付き合いへの感謝を大切にしながら伝える方法をまとめた「50代の年賀状じまい|自然な伝え方と文例」を参考にしてください。
具体的な文章をすぐに選びたい方は、「50代の年賀状じまい文例20選|仕事・家庭・親族・体調にも配慮した例文集」に状況別の文例をまとめています。
60代
これまで毎年ご丁寧な年賀状をいただき、ありがとうございました。
一つの節目として、年賀状でのご挨拶は本年を一区切りとすることにいたしました。
これからも変わらぬお付き合いをいただけましたら幸いです。
60代で年賀状じまいを考えている方は、年齢だけを理由にせず、自分の生活や今後の付き合いに合わせた伝え方をまとめた「60代の年賀状じまい|自然で失礼にならない伝え方と文例」を参考にしてください。
そのまま使える文章を多く見たい方は、「60代の年賀状じまい文例20選|体調・生活の変化に寄り添う丁寧な例文集」から、自分に合った文面を選べます。
70代
長年にわたり温かい年賀状をいただき、心より感謝申し上げます。
勝手ながら、今後は年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。
皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。
70代で年賀状じまいを考えている方は、これまでの感謝を丁寧に伝えながら年賀状を一区切りにする方法をまとめた「70代の年賀状じまい|自然で丁寧な伝え方と文例」を参考にしてください。
友人や親族など、相手に合わせた文章を探している方は、「70代の年賀状じまい文例20選|体調・生活・高齢の事情に寄り添う丁寧な例文集」に具体的な文例をまとめています。
80代
長年にわたり年賀状でのお付き合いをいただき、誠にありがとうございました。
勝手ながら、年賀状でのご挨拶は本年を一区切りとさせていただきます。
これまでのお心遣いに心より感謝申し上げます。
80代で年賀状じまいを考えている方は、無理のない形で年賀状を一区切りにし、これまでの感謝を伝える方法をまとめた「80代の年賀状じまい|自然で失礼にならない伝え方と文例」を参考にしてください。
短い文章から丁寧な文章まで比較したい方は、「80代の年賀状じまい文例20選|体調・視力・生活の変化に寄り添う丁寧な例文集」から、相手との関係に合う文例を選べます。
相手別の年賀状じまい
友人へ
いつも年賀状をありがとう。
年賀状での挨拶は今年を一区切りにしようと思っています。
年賀状は終わりにするけれど、これからも変わらずよろしくね。
友人には、必要以上にかしこまるより、普段の関係に合わせた言葉の方が自然な場合があります。
友人向けの文例をもっと見たい方は、友人への年賀状じまい|気まずくならない伝え方と文例をご覧ください。
親族・親戚へ
これまで長年にわたり温かい年賀状をいただき、ありがとうございました。
勝手ながら、年賀状でのご挨拶は本年を一区切りとさせていただくことにいたしました。
今後とも変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします。
親族だからといって必ず「今後もよろしく」と書かなければならないわけではありません。
今後も交流を続けたい相手には添え、疎遠な相手なら感謝だけで締めることもできます。
詳しくは、親族向けの記事で、親しい親族・年上の親戚・疎遠な親族など関係別の文例を確認してください。
仕事関係・目上の方へ
平素より大変お世話になっております。
これまでご丁寧な年賀状をいただき、誠にありがとうございました。
勝手ながら、今後は年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。
今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
仕事関係では、年賀状をやめる理由を詳しく説明するより、感謝と今後について簡潔にまとめると使いやすいでしょう。
喪中と年賀状じまいは別のもの
喪中と年賀状じまいは、どちらも年賀状を出さないことに関係しますが、目的は異なります。
| 項目 | 年賀状じまい | 喪中・喪中はがき |
|---|---|---|
| 目的 | 今後の年賀状を一区切りにする | 新年の祝いの挨拶を控えることを知らせる |
| きっかけ | 生活・体調・連絡方法などさまざま | 身近な人との死別 |
| 翌年以降 | 原則として年賀状を控える意向 | 年賀状を再開する場合もある |
喪中の年に年賀状じまいも考えている場合は、二つの目的を分けて考えると整理しやすくなります。
詳しくは、年賀状じまいと喪中の違い|併用できる?使い分けと文例をご覧ください。
年賀状じまいを受け取ったらどうする?
自分が年賀状じまいする側ではなく、相手から年賀状じまいのお知らせを受け取ることもあります。
年賀状じまいを受け取ったからといって、必ず返信しなければならないわけではありません。
ただし、親しい相手や長年やり取りしてきた相手なら、短く感謝を伝えることもできます。
ご丁寧にお知らせいただき、ありがとうございました。
これまで毎年温かい年賀状をいただき、感謝しています。
これからもどうぞよろしくお願いします。
返信するか迷っている方は、年賀状じまいを受け取ったらどうする?返信は必要?返し方と文例をご覧ください。
年賀状じまい後に年賀状が届いたら?
自分はすでに年賀状じまいを伝えたのに、翌年も相手から年賀状が届くことがあります。
この場合も、必ず返信しなければならないわけではありません。
相手が年賀状じまいを知らなかった場合や、親しい相手にお礼を伝えたい場合などは、短く返信することもできます。
このケースは「相手から年賀状じまいのお知らせを受け取った場合」とは別の状況です。
詳しくは、年賀状じまい後に年賀状が届いたら?返事は必要?対応と文例をご覧ください。
年賀状じまい後も付き合いを続けていい?
もちろん、年賀状をやめることと、人間関係を終えることは別です。
友人や親族など、これからも交流を続けたい相手には、
年賀状でのご挨拶は一区切りにしますが、これからも変わらずよろしくお願いします。
のように添えると意図が伝わりやすくなります。
また、年賀状をやめた後にLINE・メール・電話などで連絡を取ることもできます。
年賀状じまいで避けたい表現
「年賀状は時代遅れなのでやめます」
自分が年賀状をやめることと、年賀状という習慣そのものを否定することは別です。
相手が大切にしている習慣を否定するような言い方は避けましょう。
「面倒なのでやめます」
年賀状の準備を負担に感じている場合でも、そのまま書くと、これまで送ってくれた相手への否定にも聞こえます。
「年賀状の準備が難しくなってきたため」など、自分側の事情として伝えるとやわらかくなります。
「もう送らないでください」
年賀状じまいは、基本的に自分が今後年賀状を出さないことを知らせるものです。
相手にも送らないよう強く求める必要はありません。
「今後一切送りません」
意味は伝わりますが、関係によっては強く感じられることがあります。
「本年を一区切りに」「今後は年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます」などの表現が使いやすいでしょう。
年賀状じまいについてよくある質問
年賀状じまいは何歳からするもの?
決まった年齢はありません。
40代・50代でも、生活や連絡方法の変化をきっかけに年賀状じまいを考えることがあります。
逆に、年齢を重ねても年賀状を続けたい場合は続けられます。
理由を書かないと失礼?
理由は必須ではありません。
これまでの感謝と、今後は年賀状を控えることが伝われば文章として成立します。
全員ではなく一部の人だけ年賀状じまいしてもいい?
年賀状を誰に送るかは個人の判断なので、必ず全員一律にする必要はありません。
ただし、同じ親族・友人グループの中で理由を大きく変えすぎると不自然になる場合があります。
「今後ともよろしく」は必須?
必須ではありません。
今後も交流を続けたい相手には入れると自然ですが、年賀状だけの付き合いだった相手などには、感謝だけで締めることもできます。
年賀状じまいした翌年にLINEで「あけましておめでとう」と送っていい?
年賀状じまいは、年賀状という手段を一区切りにするものです。
相手との関係によっては、LINEやメールなどで新年の挨拶をすることもできます。
年賀状じまい後に相手から年賀状が届いたら必ず返す?
必須ではありません。
相手との関係や、相手が年賀状じまいを知っていたかどうかなどを踏まえて判断できます。
詳しくは、年賀状じまい後に年賀状が届いたら?返事は必要?対応と文例をご覧ください。
目的別|年賀状じまいの記事を選ぶ
| 知りたいこと | おすすめ記事 |
|---|---|
| 文章の基本的な書き方を知りたい | 年賀状じまいの書き方|基本フォーマットとそのまま使える例文 |
| いつ伝えるか知りたい | 年賀状じまいの時期|いつ出す?いつまで?自然で失礼にならないタイミング |
| 理由を何と書くか迷っている | 年賀状じまいの理由一覧|自然で角が立たない理由テンプレ20選 |
| 失礼にならないか心配 | 年賀状じまいは失礼?不快にさせない伝え方と避けたい表現 |
| 寒中見舞いで伝えたい | 年賀状じまいを寒中見舞いで伝える|書き方と例文20選 |
| 喪中との違いを知りたい | 年賀状じまいと喪中の違い|併用できる?使い分けと文例 |
| 年賀状じまいを受け取った | 年賀状じまいを受け取ったらどうする?返信は必要?返し方と文例 |
| 年賀状じまい後に年賀状が届いた | 年賀状じまい後に年賀状が届いたら?返事は必要?対応と文例 |
まとめ|年賀状じまいは「感謝」と「一区切り」を伝えればいい
年賀状じまいでは、特別に長い文章や立派な理由を用意する必要はありません。
基本は、
- これまでの年賀状への感謝
- 今後は年賀状での挨拶を控えること
- 必要に応じて今後の付き合いについて一言
を伝えることです。
理由を書きたくなければ、無理に書く必要はありません。
また、年代だけで理由や文面を決める必要もなく、友人・親族・仕事関係など、相手との関係に合わせて少し言葉を整えれば十分です。
まず文章を作りたい方は、年賀状じまいの書き方|基本フォーマットとそのまま使える例文から確認してください。
伝える時期に迷っている方は、年賀状じまいの時期|いつ出す?いつまで?自然で失礼にならないタイミングを参考にすると整理しやすくなります。
