「お気持ちだけいただきます」と言われたときは、相手が好意や申し出そのものはありがたく受け止めながら、品物やサービスなどは遠慮している場合があります。
このときは、無理に勧めたり「せっかく用意したのに」と残念がったりするより、相手の気持ちを尊重して返すと自然です。
すぐに使いやすい返事なら、次のような言い方があります。
- 「そう言っていただけてうれしいです」
- 「ありがとうございます。お気持ちだけでも十分です」
- 「承知しました。どうぞお気になさらないでください」
- 「わかりました。お気持ちを受け取っていただけてよかったです」
- 「そう言っていただけてありがたいです」
- 「どうぞお気遣いなさらないでくださいね」
相手が何を断っているのかによって、ちょうどよい返事は変わります。
「お気持ちだけいただきます」という言葉を、単なる拒否と受け取らず、まずは好意を受け止めてもらえたことに目を向けると、会話が気まずくなりにくいでしょう。
「お気持ちだけいただきます」と言われたときにすぐ使える返事
相手の遠慮をそのまま受け入れるなら、短く穏やかに返すだけでも十分です。
- 「ありがとうございます。そう言っていただけてうれしいです」
- 「承知しました。お気持ちだけでも十分うれしいです」
- 「わかりました。どうぞお気になさらないでください」
- 「こちらこそ、受け取っていただけてありがたいです」
- 「そう言っていただけてよかったです」
- 「お気遣いありがとうございます」
- 「では、今回はお気持ちだけ受け取ってくださいね」
特に相手が何かを断った直後なら、「承知しました」「わかりました」と一度受け止めてから話題を変えると、押し問答になりにくくなります。
贈り物を断られたときの返し方
プレゼントやお土産を渡そうとして「お気持ちだけいただきます」と言われた場合は、相手が品物を受け取ることに遠慮している可能性があります。
この場合は、相手の気持ちを尊重して無理に受け取ってもらおうとしないことが大切です。
- 「わかりました。気持ちだけでも受け取っていただけてうれしいです」
- 「ありがとうございます。どうぞお気遣いなさらないでください」
- 「承知しました。気持ちをお伝えできただけでもよかったです」
- 「そう言っていただけて十分うれしいです」
- 「では、今回は無理なさらずにしてくださいね」
- 「お気持ちを受け取っていただけてありがたいです」
相手が明確に辞退している場合は、「せっかくだから」「遠慮しないで」と重ねて勧めるより、一度引くほうが相手も安心できます。
お礼や謝礼を断られたときの返し方
何かのお礼として品物や謝礼を渡そうとして、「お気持ちだけいただきます」と言われることもあります。
この場合は、相手が「そこまでしてもらう必要はありません」と考えている可能性があります。
好意そのものを否定されたわけではないので、落ち着いて返しましょう。
- 「そう言っていただけてありがとうございます」
- 「こちらこそ、受け取っていただけるお気持ちがうれしいです」
- 「承知しました。どうぞお気になさらないでください」
- 「お礼をお伝えできただけでもよかったです」
- 「お気持ちだけでも受け取っていただけてありがたいです」
相手がはっきりと辞退しているなら、何度も勧める必要はありません。
「では、また別の機会に」と話を切り替えるのも自然な方法です。
友達や親しい相手への返し方
友達や親しい人とのやり取りなら、丁寧な言葉を重ねすぎると、かえって距離を感じさせることがあります。
- 「わかったよ。気持ちだけでも受け取ってくれてありがとう」
- 「そっか、じゃあ無理しないでね」
- 「了解!気持ちが伝わったならよかった」
- 「わかったよ。そう言ってくれてありがとう」
- 「大丈夫だよ。気にしないでね」
- 「じゃあ、今回は気持ちだけ受け取ってね」
相手が遠慮しているときは、「なんで受け取ってくれないの?」と理由を問い詰めるより、「わかった」と受け止めるほうが会話を続けやすくなります。
LINEで「お気持ちだけいただきます」と言われたとき
LINEでは、相手との距離感に合わせて短く返すのが自然です。相手がはっきり断っている場合は、何度も説得するような文章にしないほうがよいでしょう。
親しい相手なら、次のような返し方があります。
- 「わかったよ!気持ちだけでも受け取ってくれてありがとう」
- 「了解!そう言ってもらえてよかった」
- 「うん、気にしないでね」
- 「わかったよ。無理しないでね」
- 「気持ちが伝わったなら十分だよ」
少し丁寧に返したい場合は、次のような表現が使えます。
- 「承知しました。お気持ちを受け取っていただけてうれしいです」
- 「ありがとうございます。どうぞお気遣いなさらないでください」
- 「わかりました。お気持ちだけでも受け取っていただけてありがたいです」
- 「そう言っていただけてうれしいです。どうぞお気になさらないでくださいね」
LINEでは長く説明しすぎず、相手の辞退を受け止めたことが伝われば十分です。
メールで「お気持ちだけいただきます」と言われたとき
メールでは、相手の意思を尊重しながら、感謝や理解を伝えると丁寧です。
ご丁寧にありがとうございます。お気持ちだけでも受け取っていただけて、うれしく思います。どうぞお気遣いなさらないでください。
承知いたしました。お気持ちを受け取っていただけましたこと、ありがたく存じます。
ありがとうございます。それでは、どうぞお気になさらないでください。お気持ちだけでも十分ありがたく思っております。
相手が目上の人や取引先などの場合は、相手の判断を尊重する表現を入れると安心です。
ご配慮いただきありがとうございます。承知いたしました。お気持ちをお伝えできただけでも幸いです。
「せっかく用意したものですので、ぜひ受け取ってください」と強く迫ると、相手に負担を感じさせる場合があります。相手が辞退していることを踏まえた文面にすると、やり取りが穏やかにまとまります。
職場や目上の人に「お気持ちだけいただきます」と言われたとき
職場では、相手との立場や社内の慣習によって、贈り物や謝礼を受け取れないことがあります。そのため、相手が辞退した場合は、その判断を尊重するのが自然です。
上司や目上の人への返し方
- 「承知いたしました。お気持ちを受け取っていただけてありがたく存じます」
- 「ご配慮ありがとうございます。どうぞお気遣いなさらないでください」
- 「かしこまりました。お気持ちだけでもお伝えできてよかったです」
- 「ありがとうございます。そうおっしゃっていただけて安心いたしました」
- 「承知しました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします」
目上の人が受け取りを辞退した場合は、「なぜ受け取っていただけないのですか」と理由を迫るより、相手の意思を受け止めて次の話題へ移るほうが自然です。
同僚や後輩への返し方
- 「わかったよ。気持ちだけでも受け取ってくれてありがとう」
- 「了解です。そう言ってもらえてよかったです」
- 「承知しました。無理に受け取らなくても大丈夫ですよ」
- 「わかりました。気持ちが伝わったなら十分です」
- 「ありがとうございます。では、今回はお気持ちだけで」
相手との普段の関係に合わせて、敬語の程度を調整するとよいでしょう。
対面で「お気持ちだけいただきます」と言われたとき
対面では、相手の表情や声の調子も含めて、辞退の意思が強いかどうかを見ながら返すことができます。
- 「そう言っていただけて、ありがとうございます」
- 「わかりました。お気持ちだけでも受け取っていただけてうれしいです」
- 「承知しました。どうぞお気になさらないでください」
- 「お気持ちを受け取っていただけただけで十分です」
- 「ありがとうございます。それでは、今回はこのままにしましょう」
相手が遠慮している様子なら、笑顔で「ありがとうございます」と返すだけでも十分なことがあります。
沈黙を埋めようとして、さらに勧め続ける必要はありません。
もう一度だけ勧めたいときの返し方
相手が単に遠慮しているだけで、本当は受け取ってもらいたい場合もあります。
ただし、何度も勧めると相手に負担をかける可能性があります。
もう一度だけ自然に気持ちを伝えるなら、次のような言い方があります。
- 「ありがとうございます。もしご迷惑でなければ、ぜひ受け取っていただければと思います」
- 「どうぞお気遣いなく。ほんの気持ちですので、よろしければお受け取りください」
- 「無理にとは申しませんが、よろしければ使っていただけるとうれしいです」
- 「ご負担にならないようでしたら、受け取っていただければと思います」
それでも相手が辞退する場合は、そこで引くことが大切です。
「お気持ちだけいただきます」という言葉を何度も覆そうとすると、相手を困らせてしまうことがあります。
相手の気持ちを尊重して、その場を終えたいとき
相手が明確に断っていて、これ以上やり取りを続ける必要がない場合は、短く締めくくる返事が向いています。
- 「承知しました。お気持ちだけでもありがたいです」
- 「わかりました。では、どうぞお気遣いなさらないでください」
- 「ありがとうございます。それでは、また別の機会に」
- 「かしこまりました。お気持ちを受け取っていただけてよかったです」
断られたことを残念がるのではなく、相手の意思を尊重して会話を終えると、双方が気まずくなりにくくなります。
「お気持ちだけいただきます」への返事で避けたい言い方
相手が遠慮している場面では、断ることを責めたり、罪悪感を持たせたりするような返し方は避けたほうが無難です。
- 「せっかく用意したのに、受け取ってくれないんですか?」
- 「遠慮しなくてもいいのに」
- 「どうして受け取ってもらえないんですか?」
- 「もう用意してしまったので困ります」
- 「せっかくなのだから、絶対に受け取ってください」
こうした言い方は、相手の判断を尊重していないように受け取られることがあります。
本当に受け取ってほしい事情がある場合でも、「もしご迷惑でなければ」「よろしければ」と選択肢を残した伝え方にすると、相手への圧力を抑えられます。
「お気持ちだけいただきます」への返し方は温度差で使い分ける
相手の辞退をどの程度受け入れるかによって、返事の温度を変えると自然です。
- そのまま受け入れる:「承知しました。お気持ちだけでもありがたいです」
- 好意を喜ぶ:「そう言っていただけてうれしいです」
- もう一度だけ勧める:「よろしければ、ぜひ受け取っていただければと思います」
- 相手に負担をかけたくない:「どうぞお気遣いなさらないでください」
- その場を穏やかに終える:「わかりました。では、今回はこのままにしましょう」
大切なのは、「相手が好意を受け取ったこと」と「品物や申し出を受け入れたこと」を分けて考えることです。
相手が品物を断っていても、こちらの気持ちまで否定しているとは限りません。
まとめ
「お気持ちだけいただきます」と言われたときは、相手がこちらの好意をありがたく受け止めながら、品物や申し出については遠慮していることがあります。
そのため、「そう言っていただけてうれしいです」「承知しました」「お気持ちだけでも十分ありがたいです」など、相手の意思を尊重する返事が使いやすいでしょう。
贈り物やお礼を断られた場合は、何度も勧めるより、一度受け止めて話を切り替えるほうが気まずくなりにくいものです。
どうしても受け取ってほしい事情があるときだけ、「よろしければ」と柔らかくもう一度伝えるとよいでしょう。
相手との距離感や場面に合わせて、短く返す、感謝を伝える、もう一度だけ勧める、きっぱり受け入れるなど、返事の温度を調整してみてください。
