「どうぞお構いなく」と言われたときは、相手が「自分のために特別なことをしなくて大丈夫です」と遠慮していることが多いものです。
そのため、まずは相手の気遣いを受け止めて、必要に応じて「こちらは気にしていません」「では、お言葉に甘えて」と返すと自然です。
すぐ使える返事なら、次のような言い方があります。
- 「お気遣いありがとうございます」
- 「ありがとうございます。では、お言葉に甘えますね」
- 「かしこまりました。どうぞごゆっくりしてください」
- 「いえいえ、どうぞお気になさらないでください」
- 「ありがとうございます。こちらは大丈夫ですよ」
- 「承知しました。何かあれば遠慮なくおっしゃってください」
「どうぞお構いなく」は、訪問先で飲み物や食事を勧められたとき、贈り物やお礼を受け取るとき、相手の手を煩わせたくないときなど、さまざまな場面で使われます。相手との関係や状況に合わせて返事を選ぶことが大切です。
- 「どうぞお構いなく」と言われたときにすぐ使える返事
- 訪問先で「どうぞお構いなく」と言われたとき
- 自宅に人を招いたときに「どうぞお構いなく」と言われたら
- 贈り物やお土産を渡したときに「どうぞお構いなく」と言われたら
- 友達や親しい相手への返し方
- LINEで「どうぞお構いなく」と言われたとき
- メールで「どうぞお構いなく」と言われたとき
- 職場や目上の人に「どうぞお構いなく」と言われたとき
- 相手のもてなしをありがたく受けるとき
- こちらから何かしたいときの返し方
- すぐに受け入れず、様子を見たいとき
- 相手の申し出を断りたいとき
- 「どうぞお構いなく」への返事で避けたい言い方
- 「どうぞお構いなく」への返し方は温度差で使い分ける
- まとめ
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「どうぞお構いなく」と言われたときにすぐ使える返事
相手の遠慮に対して、まずは穏やかに受け止めるなら、次のような返し方が使いやすいでしょう。
- 「お気遣いありがとうございます」
- 「かしこまりました」
- 「ありがとうございます。そうさせていただきます」
- 「お言葉に甘えますね」
- 「どうぞお気になさらないでください」
- 「承知しました。ごゆっくりお過ごしください」
- 「ありがとうございます。こちらは大丈夫ですよ」
- 「何か必要なことがあれば、遠慮なくおっしゃってください」
特に「ありがとうございます。お言葉に甘えますね」は、相手の申し出を受け入れる場面に向いています。
一方、「かしこまりました」は、相手の意向をそのまま受け止めるときに使いやすい表現です。
訪問先で「どうぞお構いなく」と言われたとき
自宅や知人宅などを訪問したとき、相手が「お茶などは用意しなくて大丈夫ですよ」という意味で「どうぞお構いなく」と言うことがあります。
この場合は、相手のもてなしに対して過度に遠慮するより、感謝を伝えて自然に会話へ移るとよいでしょう。
- 「お気遣いありがとうございます。お言葉に甘えます」
- 「ありがとうございます。どうぞお気になさらないでください」
- 「お気持ちだけで十分うれしいです」
- 「ありがとうございます。今日はゆっくりお話しできればうれしいです」
- 「かしこまりました。では、少しお邪魔させていただきますね」
相手が何度も「お構いなく」と言っている場合は、無理に飲み物などを勧め続ける必要はありません。「ありがとうございます」と受け止めて、そのまま過ごすほうが相手も気楽です。
自宅に人を招いたときに「どうぞお構いなく」と言われたら
自宅に招いた相手から「どうぞお構いなく」と言われた場合は、相手がこちらに気を遣わせたくないという気持ちを持っている可能性があります。
- 「ありがとうございます。でも、どうぞ気楽にしてくださいね」
- 「お気遣いありがとうございます。ゆっくりしていってください」
- 「もちろんです。今日は気楽に過ごしてください」
- 「そう言っていただけて助かります。何かあれば遠慮なく言ってくださいね」
- 「承知しました。では、こちらも普段どおりにしますね」
「何もしません」という意味で返すより、「気楽に過ごしてほしい」という気持ちを添えると、招いた側としての温かさも伝わります。
贈り物やお土産を渡したときに「どうぞお構いなく」と言われたら
贈り物やお土産を渡した際に、相手から「どうぞお構いなく」と言われることもあります。
この場合は、相手が「そんなに気を遣わなくても大丈夫です」と遠慮しているケースが考えられます。
- 「お気遣いなく。ほんの気持ちです」
- 「ありがとうございます。よかったら皆さんで召し上がってください」
- 「そんなに気を遣わないでくださいね。ぜひ受け取ってください」
- 「こちらこそ、いつもありがとうございます」
- 「気に入っていただけたらうれしいです」
相手が遠慮していても、無理に押しつけるような言い方は避けましょう。
「ほんの気持ちです」「よかったらどうぞ」くらいの柔らかい表現なら、相手も受け取りやすくなります。
友達や親しい相手への返し方
友達など親しい相手なら、かしこまった表現にしすぎなくても問題ありません。
相手の遠慮を軽く受け止めるくらいで十分です。
- 「うん、気にしないで!」
- 「もちろん、気にしなくて大丈夫だよ」
- 「ありがとう。じゃあ、お言葉に甘えるね」
- 「わかった!ゆっくりしてね」
- 「大丈夫だよ。今日は気楽に過ごそう」
- 「そんなに気を遣わなくていいよ」
相手との距離が近いほど、「どうぞお構いなく」に対して長く説明する必要はありません。
短く返して会話を続けるほうが自然なこともあります。
LINEで「どうぞお構いなく」と言われたとき
LINEでは、相手が訪問や贈り物について遠慮している場合など、前後のやり取りによって意味が変わります。
相手が何について「お構いなく」と言っているのかを確認しながら返しましょう。
親しい相手なら、次のような返事が使えます。
- 「了解!じゃあ気にせずゆっくりしてね」
- 「わかったよ。じゃあ遠慮なく!」
- 「ありがとう。そうさせてもらうね」
- 「もちろん!気にしないでね」
- 「了解です。何かあったら言ってね」
少し丁寧にしたい場合は、次のような表現も自然です。
- 「ありがとうございます。では、お言葉に甘えますね」
- 「お気遣いありがとうございます。そうさせていただきます」
- 「承知しました。どうぞお気になさらないでください」
- 「ありがとうございます。何かありましたら遠慮なくお知らせください」
LINEでは「どうぞお構いなく」の意味を深読みしすぎず、相手が遠慮していることを受け止める返事をするとまとまりやすくなります。
メールで「どうぞお構いなく」と言われたとき
メールでは、対面より少し丁寧に「お気遣いへの感謝」と「相手の意向を受け止める言葉」を組み合わせると安心です。
お気遣いいただき、ありがとうございます。では、お言葉に甘えさせていただきます。
ご配慮いただきありがとうございます。どうぞお気になさらないでください。
お気遣いありがとうございます。承知いたしました。どうぞご無理なさらないでください。
相手が訪問や予定について「お構いなく」と伝えている場合は、その内容に合わせて返事を変えることもできます。
ありがとうございます。それでは、当日はどうぞお気遣いなくお過ごしください。お会いできるのを楽しみにしております。
メールでは、単に「わかりました」とだけ返すより、「ありがとうございます」を添えると柔らかい印象になりやすいでしょう。
職場や目上の人に「どうぞお構いなく」と言われたとき
職場や目上の人とのやり取りでは、相手の配慮を受け止めながら、丁寧すぎて不自然にならない返し方を選ぶことが大切です。
上司や目上の人への返し方
- 「お気遣いいただき、ありがとうございます」
- 「かしこまりました。お言葉に甘えさせていただきます」
- 「ご配慮いただきありがとうございます」
- 「承知いたしました。どうぞお気になさらないでください」
- 「ありがとうございます。何かございましたらお声がけください」
相手が「こちらに気を遣わなくてよい」という意味で言っている場合は、「ありがとうございます。では、お言葉に甘えます」と受け止めると自然です。
同僚や後輩への返し方
- 「ありがとう。じゃあ、そうさせてもらいますね」
- 「了解です。気にしなくて大丈夫ですよ」
- 「ありがとうございます。では、遠慮なく」
- 「わかりました。何かあれば声をかけてくださいね」
- 「お気遣いありがとうございます」
相手との距離が近い場合は、敬語を少し柔らかくしても構いません。普段の職場での言葉遣いに合わせると自然です。
相手のもてなしをありがたく受けるとき
「どうぞお構いなく」と言われたものの、相手の用意や好意をありがたく受け取りたい場合は、「お言葉に甘える」という表現が便利です。
- 「ありがとうございます。では、お言葉に甘えます」
- 「お気遣いありがとうございます。ありがたくいただきます」
- 「ありがとうございます。せっかくなので、お言葉に甘えさせていただきます」
- 「お気持ちがうれしいです。ありがとうございます」
- 「それでは、ありがたくお世話になります」
ただし、「お言葉に甘えます」は相手の申し出を受け入れるニュアンスがあります。
相手が単に「気を遣わなくていい」という意味で言っている場合は、「ありがとうございます」だけでも十分です。
こちらから何かしたいときの返し方
相手が「どうぞお構いなく」と言っていても、こちらとしては何かしてあげたいこともあります。
その場合は、相手の意思を無視して世話を続けるより、選択肢を残す言い方が向いています。
- 「承知しました。必要なものがあれば言ってくださいね」
- 「わかりました。何か必要でしたら遠慮なくおっしゃってください」
- 「お気遣いありがとうございます。何かあればすぐ言ってくださいね」
- 「では、必要なときは声をかけてください」
「何もしなくて大丈夫ですね」と決めつけるのではなく、「必要なら言ってください」と余地を残しておくと、相手も気を楽にできます。
すぐに受け入れず、様子を見たいとき
相手の「どうぞお構いなく」という言葉を受け止めつつ、まだ状況を確認したい場合は、無理に結論を出す必要はありません。
- 「ありがとうございます。少し様子を見ながらにしますね」
- 「承知しました。必要になりましたらお声がけします」
- 「ありがとうございます。まずはこのままで大丈夫そうですね」
- 「わかりました。何かありましたら改めて相談させてください」
相手の遠慮を受け止めることと、こちらが何をするかを決めることは別です。状況がはっきりしないときは、少し保留する返事でも問題ありません。
相手の申し出を断りたいとき
「どうぞお構いなく」と言われたあと、相手が何かを申し出てくれる場合もあります。
その申し出を断りたいなら、遠慮しているだけなのか、本当に不要なのかをはっきりさせると誤解を防げます。
- 「お気持ちだけありがたくいただきます」
- 「ありがとうございます。今回はお気持ちだけ頂戴します」
- 「お気遣いはとてもありがたいのですが、今回は大丈夫です」
- 「ありがとうございます。どうぞお気遣いなさらないでください」
- 「せっかくのお申し出ですが、今回は遠慮させていただきます」
特に「お気持ちだけありがたくいただきます」は、相手の好意を否定せずに断りたいときに使いやすい表現です。
「どうぞお構いなく」への返事で避けたい言い方
相手が遠慮している場面では、その気持ちを否定したり、無理に説得したりするような返し方は避けたほうが無難です。
- 「そんなこと言わずに、絶対に受け取ってください」
- 「遠慮しなくていいって言ってるじゃないですか」
- 「じゃあ、本当に何もしませんね」
- 「せっかく用意したのに、困ります」
- 「それなら最初から言ってください」
これらは、相手の遠慮を責めるように受け取られる可能性があります。
本当に必要がない場合や、相手の希望を尊重したい場合は、「承知しました」「ありがとうございます」と穏やかに受け止めるほうが自然です。
「どうぞお構いなく」への返し方は温度差で使い分ける
「どうぞお構いなく」への返事は、相手の言葉を受け止めるだけなのか、もてなしを受けるのか、こちらから何かしたいのかによって変わります。
- 軽く受け止める:「ありがとうございます。かしこまりました」
- 相手の遠慮を尊重する:「お気遣いありがとうございます。そうさせていただきます」
- もてなしを受ける:「ありがとうございます。お言葉に甘えます」
- 今後も必要なら声をかけてほしい:「何かありましたら遠慮なくおっしゃってください」
- 好意を断る:「お気持ちだけありがたくいただきます」
「大丈夫です」だけで済ませると、何を指しているのか分かりにくい場合があります。「お気遣いありがとうございます」「お言葉に甘えます」など、何を受け止めたのかが分かる言葉を添えると伝わりやすくなります。
まとめ
「どうぞお構いなく」と言われたときは、相手がこちらに気を遣わせたくない、または自分のために特別なことをしてほしくないという気持ちを持っていることが多い表現です。
基本的には「お気遣いありがとうございます」「かしこまりました」「お言葉に甘えます」など、相手の遠慮を受け止める返事が使いやすいでしょう。
訪問先なら「お言葉に甘えます」、贈り物なら「ほんの気持ちです」、LINEなら「わかったよ」、メールや目上の人には「お気遣いいただきありがとうございます」のように、場面に合わせると自然です。
また、相手の「どうぞお構いなく」を受け入れることと、相手からの申し出をすべて受け入れることは同じではありません。受ける・少し様子を見る・断るという選択肢を分けて考えると、自分の気持ちにも合った返事がしやすくなります。
