「失礼しました」と言われたとき、何と返せばいいのか迷うことがありますよね。
相手が軽く謝っているのか、きちんと非を認めているのかによっても、自然な返事は変わります。
たとえば、すぐに受け入れるなら「大丈夫ですよ」、職場で穏やかに返すなら「お気になさらないでください」、少し確認したいことがあるなら「こちらも確認しておきます」などが使えます。
この記事では、「失礼しました」と言われたときの返し方を、職場・目上の人・友達・LINE・メール・対面など、場面に合わせて紹介します。
「失礼しました」と言われたときにすぐ使える返事
相手の謝罪を受け止めるだけなら、短い一言で十分です。
無理に気の利いた言葉を足さなくても、落ち着いて返せば自然なやり取りになります。
- 「大丈夫ですよ」
- 「お気になさらないでください」
- 「こちらこそ、すみません」
- 「いえいえ、大丈夫です」
- 「どういたしまして」
- 「気にしないでくださいね」
- 「こちらは大丈夫ですよ」
- 「問題ありません」
普段の会話なら「大丈夫ですよ」「いえいえ、大丈夫です」が使いやすく、少し丁寧にしたいときは「お気になさらないでください」が合わせやすいでしょう。
職場で「失礼しました」と言われたときの返し方
職場では、相手との関係や出来事の重さに合わせて、くだけすぎない返事を選ぶと安心です。
相手の謝罪を受け入れるだけなら、簡潔に返して仕事の話へ戻しても構いません。
- 「大丈夫ですよ。お気になさらないでください」
- 「いえ、大丈夫です」
- 「こちらは問題ありません」
- 「お気遣いありがとうございます」
- 「どうぞお気になさらず」
- 「承知しました。こちらも確認しておきます」
- 「大丈夫ですので、そのまま進めてください」
- 「ありがとうございます。こちらでも対応しておきます」
相手がちょっとした行き違いや失言について謝っている場合は、「大丈夫です」で十分なこともあります。
一方、業務上の確認が必要な場面では、謝罪だけを受け取って終わりにせず、必要な対応を一言添えると話が整理しやすくなります。
目上の人から「失礼しました」と言われたとき
上司や年長者など、こちらから強く評価するような言い方を避けたい相手には、柔らかく受け止める表現が向いています。
- 「とんでもございません。お気になさらないでください」
- 「こちらは大丈夫です」
- 「どうぞお気になさらないでください」
- 「こちらこそ、失礼いたしました」
- 「お気遣いいただきありがとうございます」
- 「大丈夫ですので、どうぞお気になさらず」
特に「こちらこそ、失礼いたしました」は、双方に少し行き違いがあったときに使いやすい返しです。相手だけに非があると決めつける印象を避けながら、会話を穏やかに戻せます。
友達や親しい人に「失礼しました」と言われたとき
親しい相手なら、丁寧すぎる返事よりも普段の距離感に合わせた一言のほうが自然です。
- 「大丈夫だよ」
- 「全然気にしてないよ」
- 「気にしなくて大丈夫」
- 「こちらこそごめんね」
- 「大丈夫、大丈夫」
- 「気にしないでね」
- 「わざわざ謝らなくても大丈夫だよ」
相手がかなり気にしている様子なら、「本当に大丈夫だよ」と少し強めに安心させる言い方もできます。
ただし、相手が気にしている内容をこちらが軽く扱いたくない場合は、「気持ちは分かったよ。大丈夫だからね」のように受け止める言葉を加えるとよいでしょう。
LINEで「失礼しました」と言われたときの返し方
LINEでは、短く返して会話を続けることも、ここで一区切りつけることもできます。
相手の文章の雰囲気に合わせると、不自然になりにくいです。
- 「大丈夫だよ!」
- 「気にしないでね」
- 「全然大丈夫!」
- 「こちらこそごめんね」
- 「大丈夫なのでお気になさらず」
- 「了解です。気にしないでくださいね」
- 「大丈夫ですよ。また気軽に連絡してください」
- 「こちらは大丈夫です。ありがとうございます」
たとえば相手が謝ったあとも話を続けたいなら、「大丈夫だよ!ところで、さっきの件なんだけど」のように本題へ戻せます。
逆に会話を終えたい場合は、「大丈夫だよ。ではまたね」のように締めても自然です。
メールで「失礼しました」と言われたときの返し方
メールでは、相手との関係に応じて少し丁寧な表現を選ぶと安心です。
必要以上に謝罪を重ねず、要件がある場合はそのまま本題へ進みます。
- 「お気になさらないでください」
- 「こちらは問題ございません」
- 「どうぞお気遣いなさらないでください」
- 「こちらこそ失礼いたしました」
- 「ご丁寧にありがとうございます」
- 「承知いたしました。引き続きよろしくお願いいたします」
相手がメールの宛先や言葉遣いについて「失礼しました」と謝ってきた場合などは、必要以上に話を広げず、「お気になさらないでください。引き続きよろしくお願いいたします」と返すと収まりやすいでしょう。
謝罪をそのまま受け入れたいときの返し方
相手の謝罪を受け入れて、これ以上気にしていないことを伝えたいなら、安心させる言葉を選びます。
- 「大丈夫ですよ。気にしていません」
- 「お気になさらないでください」
- 「もう大丈夫です」
- 「こちらは気にしていませんよ」
- 「大丈夫ですので、どうぞご心配なく」
相手が何度も謝っている場合は、「お気持ちは分かりました。もう大丈夫ですよ」のように区切りを示すと、相手も謝罪を続けずに済みます。
すぐに「大丈夫」と言い切れないときの返し方
「失礼しました」と言われても、まだ状況を確認したい場合や、気持ちの整理がついていない場合があります。そのときに無理に「大丈夫」と言う必要はありません。
- 「お気持ちは受け取りました」
- 「まずは確認してみますね」
- 「こちらでも一度整理してみます」
- 「その点については、少し確認させてください」
- 「分かりました。必要なことはこちらでも確認します」
相手の謝罪を否定せず、必要な確認を残せる返し方です。
仕事上の行き違いなど、謝罪だけで解決したことにしたくない場合にも使いやすいでしょう。
受け入れたくないとき・やんわり伝えたいときの返し方
「失礼しました」と言われたからといって、必ず「大丈夫です」と返す必要はありません。
相手の行動によっては、謝罪を受け止めつつ、こちらの希望や問題点を伝えることもできます。
- 「謝っていただいたことは分かりました。ただ、その点は少し気になっています」
- 「お気持ちは分かりました。今後はその点だけご配慮いただけると助かります」
- 「承知しました。次回から気をつけていただければ大丈夫です」
- 「分かりました。ただ、こちらとしては確認しておきたいことがあります」
- 「ありがとうございます。その点だけ、今後はよろしくお願いします」
大切なのは、謝罪を受け取ることと、問題そのものをなかったことにすることを分けることです。
「大丈夫」と言い切りにくい場面では、相手を責めすぎず具体的な希望を伝えると、話を前に進めやすくなります。
相手との距離感に合わせた「失礼しました」への返し方
同じ「失礼しました」でも、相手との関係によって自然な返事は変わります。
迷ったときは、相手の言葉遣いより少しだけ丁寧な程度を目安にすると合わせやすいでしょう。
- 親しい友達:「大丈夫だよ」「気にしないでね」
- 同僚:「大丈夫ですよ」「お気になさらず」
- 上司・目上の人:「こちらは大丈夫です」「お気になさらないでください」
- 仕事上の相手:「承知いたしました。こちらは問題ございません」
- 少し距離を置きたい相手:「承知しました」「分かりました」
親しい相手に「お気になさらないでください」と返すと少し堅く感じられることがあります。
一方、目上の人に「気にしないで」とだけ返すと、関係によってはくだけすぎる場合があります。
「失礼しました」と言われたときに避けたい返し方
相手の謝罪を受ける場面では、言葉選びによっては相手を追い詰めたり、かえって話を長引かせたりすることがあります。
- 「本当に失礼ですよね」と責める
- 「やっぱりそういうところありますよね」と過去のことまで持ち出す
- 「別にいいです」と突き放す
- 「もういいです」と感情的に返す
- 「大丈夫」と言いながら、その後も嫌味を続ける
特に「別にいいです」のような返しは、文字だけのLINEやメールでは冷たく受け取られることがあります。
許容するなら「大丈夫です」、まだ確認が必要なら「少し確認させてください」など、意図が伝わる言葉を選ぶほうが誤解を減らせます。
「失礼しました」への返事は無理に長くしなくていい
「失礼しました」と言われたときの返事は、必ずしも長い文章にする必要はありません。
相手との関係や状況に合わせて、「大丈夫ですよ」「お気になさらないでください」「こちらこそ失礼しました」など、短い一言で十分な場合も多くあります。
一方で、まだ確認したいことがある場合や、同じことを繰り返してほしくない場合は、すぐに「大丈夫」と言い切らず、必要なことを一言添える方法もあります。
相手の謝罪を受け止めつつ、自分の気持ちや状況にも合う言葉を選ぶことが、「失礼しました」への自然な返事につながります。
まとめ
「失礼しました」への返し方は、相手との距離感と、その場でどこまで話を収めたいかによって選ぶと自然です。
- 軽く受け入れるなら「大丈夫ですよ」
- 丁寧に返すなら「お気になさらないでください」
- お互いに行き違いがあったなら「こちらこそ失礼いたしました」
- LINEなら「大丈夫だよ」「気にしないでね」
- まだ確認が必要なら「まずは確認してみますね」
- 今後の配慮を求めるなら「次回からその点だけお願いします」
相手の謝罪を受け入れることと、すべてを「問題なし」とすることは別です。場面に応じて、安心させる・保留する・必要なことを伝える、という温度差を使い分けてみてください。
