年賀状じまい(=年賀状を今年で終わりにすること)は、40代〜80代まで幅広い年代で急増している習慣です。
「失礼にならない伝え方を知りたい」
「どんな理由を書けば自然?」
「いつ出すのが正解?」
このような疑問が毎年12月〜1月に急増します。
本記事では、
- 年賀状じまいの正しい書き方
- 文例(年代別・関係性別)
- 使う時期
- NG表現
- 喪中・寒中見舞いとの違い
- 年賀状じまいを受け取ったときの対応
まで これ1本で全て完結できる総合ガイド としてまとめました。
年賀状じまいとは?
長年続けてきた年賀状のやり取りを「今年限りで終わりにする」こと。
理由はさまざまですが、
- 仕事や生活が忙しい
- 郵便代や印刷費の負担
- 高齢・体調の変化
- SNS等で十分に連絡できる
といった背景が増えています。
年賀状じまいは失礼?
結論:丁寧に伝えれば失礼ではありません。
むしろ最近は一般的な習慣になりつつあり、「年賀状じまい」の需要が毎年急増しています。
ポイントは以下の3つ
- 感謝を先に書く
- 一方的に“終了宣告”しない
- 相手の気持ちに配慮する表現にする
これだけで十分丁寧になります。
年賀状じまいを伝える適切な時期
一般的に次の3つの時期があります。
① 年賀状に添えて書く(最も自然)
12月25日〜1月1日頃に届くタイミング。
自然で、角が立ちにくい方法。
② 年始に伝える(1月1日〜7日)
松の内までに書くと正式。
③ 寒中見舞いで伝える(1月8日〜2月3日)
もっとも柔らかい伝え方。
→ 年賀状をもらってからでも間に合う
→ 敬意を保ちながら伝えられる
👉 詳しくはこちら
➡ 寒中見舞いで年賀状じまいを伝える方法
年賀状じまいはいつまでに行えばいいのかについての詳しい解説はこちらへ
➡ 年賀状じまいはいつまで
年賀状じまいの書き方(基本フォーマット)
文章は次の 3ステップ を抑えれば完璧です。
① 今までの感謝を書く
例:「長年にわたり温かい年賀状をいただき、誠にありがとうございました。」
② 今後は年賀状を控える旨を伝える
例:「勝手ながら、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を失礼させていただきたく存じます。」
③ 今後の関係継続を示す(任意)
例:「今後とも変わらぬお付き合いのほどお願い申し上げます。」
年代別:年賀状じまい文例
各年代の特性に寄り添った文例を掲載しています。
40代向け
文例:
誠に勝手ではございますが、今後は年賀状でのご挨拶を控えさせていただきたく存じます。
これまでいただいた温かいお心遣いに心より感謝申し上げます。
働き盛り・子育て世代向けの理由の書き方、文例をこちらで用意しています。
👉 詳細はこちら
➡ 40代の年賀状じまい|文例と伝え方
50代向け
50代向けの年賀状じまいの書き方や文例はこちらで紹介しています。
👉 詳細記事へ
➡ 50代の年賀状じまい文例集|書き方と例文30選
60代向け
60代向けの年賀状じまいの書き方や文例はこちらで紹介しています。
👉 詳細記事へ
➡ 60代の年賀状じまい|適切な伝え方
70代向け
70代向けの年賀状じまいの書き方や文例はこちらで紹介しています。
👉 詳細記事へ
➡ 70代の年賀状じまい|文例と注意点
80代向け
80代向けの年賀状じまいの書き方や文例はこちらで紹介しています。
👉 詳細記事へ
➡ 80代の年賀状じまい|文例と注意点
関係性別:年賀状じまい文例
友人向け
文例:
これまでの年賀状のやり取り、本当にありがとうございました。
恐縮ですが、来年からは年賀状のご挨拶を控えさせていただきます。
今後はSNSなどで引き続き近況をお知らせできれば嬉しいです。
親族向け
柔らかい理由と体調への配慮を入れると丁寧。
職場関係(同僚など)
ビジネスライクに簡潔でOK。
体調・高齢を理由にする文例
文例:
年齢や体調を鑑み、勝手ながら本年をもちまして
年賀状によるご挨拶を失礼させていただきたく存じます。
これまで頂いたお心遣いに心より感謝申し上げます。
喪中はがきと年賀状じまいの違い
| 項目 | 年賀状じまい | 喪中 |
|---|---|---|
| 性質 | 今後やめます | 今年だけ控えます |
| 理由 | 個人の都合 | 親族の逝去 |
| 期間 | 永続 | 年内のみ |
👉 詳しくはこちら
➡ 年賀状じまいと喪中の違い|適切な使い分け
寒中見舞いで伝える年賀状じまい
最も自然で角が立たない方法。
期間:1月8日〜2月3日
文例:
寒中お見舞い申し上げます。
勝手ながら、今後は年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。
これまでの温かいお心遣いに深く感謝申し上げます。
👉 年賀状じまいと寒中見舞いの合わせ技はこちらへ
➡ 寒中見舞いで年賀状じまいを伝える
年賀状じまいを受け取った時の返信
文例:
ご丁寧なお知らせをいただき、ありがとうございました。
これまでの温かい年賀状に深く感謝申し上げます。
今後とも変わらぬお付き合いをお願い申し上げます。
👉 詳細:年賀状じまいを受け取ったらどうする?
年賀状じまいの注意点・NG表現
❌ NG:相手を否定する表現
「年賀状自体が負担なのでやめます」
❌ NG:理由の押しつけ
「時代遅れになっているのでやめます」
❌ NG:突然の“宣言調”
「もう出しませんのでご了承ください」
✔ 解決策は、
感謝 → 理由 → 今後の関係 の順に書くこと。
まとめ
年賀状じまいは、
- 感謝
- 控える理由
- 今後の関係性の一言
の3点を丁寧に伝えれば、失礼にはなりません。
年代別・関係性別に文例を整えておくと、相手に合わせた自然な伝え方ができます。
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