「年賀状じまいを出す時期はいつが正解?」
という質問は非常に多く、毎年12〜1月に検索が急増します。
結論から言うと、
✔ 年賀状じまいには “3つの適切な時期” がある
- 年賀状に添えて書く(12/25〜1/1)
- 年始に出す(1/1〜1/7)
- 寒中見舞いで伝える(1/8〜2/3)
どれも正しい伝え方であり、相手との関係によって使い分けます。
この記事では、
- それぞれの時期が“なぜ自然なのか”
- どんな相手に向いているか
- そのまま使える文例
をわかりやすくまとめました。
年賀状じまいの時期は主に3つ
年賀状に添えて書く(もっとも自然)
時期:12月25日〜1月1日頃
もっとも角が立たず、相手にも自然に受け入れられる方法。
向いている相手
- 友人
- 親族
- 職場関係
- 年齢問わず自然に伝えられる
メリット
- 普段の年賀状の流れで自然
- 「今年限り」というニュアンスが伝えやすい
文例①(基本)
長年にわたり温かい年賀状をいただき、誠にありがとうございました。
勝手ながら、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます。
文例②(友人向け)
いつも年賀状をありがとう。
勝手ながら、今年で年賀状はお休みします。
これからもよろしくね。
年始に伝える(正式な時期)
時期:1月1日〜1月7日(松の内)
✔向いている相手
- 丁寧に伝えたい相手
- 上司など目上の人
- 年賀状が元旦に間に合わなかった場合
✔メリット
- 「松の内」は正月の正式期間
- 年始の挨拶と一緒に伝えられる
文例③(丁寧)
新年のご挨拶を申し上げます。
誠に勝手ではございますが、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます。
これまでの温かいお心遣いに深く感謝申し上げます。
文例④(簡潔)
新年のお喜びを申し上げます。
本年より年賀状は控えさせていただきますが、今後ともよろしくお願いいたします。
寒中見舞いで伝える(最も柔らかい伝え方)
時期:1月8日〜2月3日(立春前まで)
✔向いている相手
- 高齢の相手
- 目上の人
- 急に年賀状じまいを思い立った場合
- 年賀状を受け取ってから伝える場合
✔メリット
- 正月を避けるため“角が立たない”
- 説明を丁寧に添えやすい
文例⑤(寒中見舞い用・丁寧)
寒中お見舞い申し上げます。
勝手ながら、今後は年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。
これまで賜りましたご厚情に心より感謝申し上げます。
文例⑥(自然で柔らかい)
寒中お見舞い申し上げます。
今年から年賀状を控えさせていただくことにしました。
これまでありがとうございました。
時期別の選び方(早見表)
| 相手 | おすすめの時期 | 理由 |
|---|---|---|
| 友人 | 年賀状に添える or 寒中見舞い | 自然でやわらかい |
| 親族 | 年賀状に添える | 家庭の事情も伝えやすい |
| 高齢の相手 | 寒中見舞い | 負担をかけない表現に向く |
| 上司・仕事関係 | 年始 or 寒中見舞い | 丁寧さ重視 |
| 疎遠な相手 | 寒中見舞い | 角が立たない |
年賀状じまいを避けたほうがよい時期
❌ 12月20日以前の“早すぎる時期”
→ 相手が混乱することがある
→ 年賀状の準備に影響が出る可能性
❌ 2月3日以降
→ 寒中見舞い期間を過ぎる
→ 遅れた印象になる
よくある質問(Q&A)
Q1:年賀状じまいは年末ギリギリでも間に合う?
→ 間に合います。 年賀状に軽く添えるだけでOK。
Q2:年賀状が届いてから“後出し”は失礼?
→ 寒中見舞いならまったく問題なし。
Q3:年賀状じまいと喪中、どちらを出せばいい?
→ 喪中は“今年だけ”、じまいは“今後ずっと”。
混在しないよう注意。
まとめ
年賀状じまいは次の 3つの時期 のどれでもOK。
- 年賀状に添えて書く(自然)
- 年始に伝える(丁寧)
- 寒中見舞いで伝える(柔らかい)
相手との関係性に合わせて選べば、失礼になることはありません。
この記事の文例をそのまま使えば、どの時期でも安心して年賀状じまいを伝えられます。
