お歳暮を直接手渡すとき、「何と言って渡せばよいのだろう」「失礼のない言い方を知りたい」と迷うことはありませんか。
お歳暮を渡すときは、日頃の感謝や年末の挨拶を簡潔に伝えれば十分です。
かしこまった相手には丁寧な表現を、親戚や親しい人には自然で温かみのある言葉を選ぶとよいでしょう。
この記事では、お歳暮を渡すときに使える挨拶例文を、上司・取引先・親戚・友人など相手別に紹介します。
訪問時や帰り際に使える言葉、渡すときのマナーもまとめました。
お歳暮を渡すときの基本の言葉
お歳暮を渡すときは、日頃のお礼と年末の挨拶を組み合わせると自然です。
長い言葉を用意する必要はなく、相手との関係に合った一言を添えましょう。
1. どなたにも使いやすい定番の挨拶
「いつもお世話になっております。ささやかですが、どうぞお受け取りください。」
仕事関係の相手にも、日頃お世話になっている知人にも使いやすい表現です。
相手を選ばず使いたいときに向いています。
2. 感謝の気持ちを伝える言葉
「今年も大変お世話になりました。感謝の気持ちですので、よろしければお受け取りください。」
一年間の感謝をきちんと伝えたいときに適しています。
目上の人や、日頃から支えてもらっている相手にも使えます。
3. 年末の挨拶を兼ねた言葉
「今年も残りわずかとなりました。どうぞよいお年をお迎えください。」
品物を渡す際に、年末の挨拶を添える表現です。
訪問の終わりや、年内に会う最後の機会にも使えます。
上司や目上の人にお歳暮を渡すときの例文
上司や目上の人には、くだけすぎず、感謝が伝わる丁寧な言葉を選びましょう。
過度にへりくだる必要はありませんが、礼儀を意識した表現がおすすめです。
4. 日頃の感謝を伝える
「本年も何かとお世話になり、ありがとうございました。心ばかりの品ですが、どうぞお受け取りください。」
5. 指導や支援へのお礼を伝える
「今年も温かいご指導をいただき、ありがとうございました。日頃の感謝の気持ちです。どうぞお納めください。」
6. 年末の挨拶を添える
「本年も大変お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。よいお年をお迎えください。」
職場の上司に渡す場合は、職場の慣習や贈答に関するルールも確認しておきましょう。
会社によっては、個人的な贈答を控える決まりがある場合もあります。
取引先や仕事関係の相手に渡すときの例文
取引先には、日頃の取引への感謝と今後のお付き合いへの挨拶を伝えると自然です。
相手の会社に訪問して渡す場合も、簡潔で丁寧な表現を心がけましょう。
7. 取引先への基本の挨拶
「本年も格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございました。心ばかりの品ではございますが、どうぞお受け取りください。」
8. 継続的な取引への感謝を伝える
「本年も大変お世話になり、心より御礼申し上げます。日頃の感謝のしるしでございます。どうぞお納めください。」
9. 来年のお付き合いにつなげる
「本年も誠にありがとうございました。来年も変わらぬお付き合いを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。」
仕事関係では、相手が受け取りを辞退する可能性も考えておくと安心です。
会社の規定などで贈答品を受け取れない場合は、無理に渡さず、相手の意向に従いましょう。
親戚や家族にお歳暮を渡すときの例文
親戚や家族には、堅苦しい言い回しよりも、親しみや感謝が伝わる言葉が向いています。
普段の関係性に合わせて、自然な口調で伝えましょう。
10. 親戚への丁寧な挨拶
「今年もいろいろとありがとうございました。ほんの気持ちですが、皆さんで召し上がってください。」
11. 日頃からお世話になっている人へ
「いつも気にかけてくれてありがとう。感謝の気持ちを込めて持ってきました。よかったら受け取ってください。」
12. 義実家や親しい親戚へ
「今年もお世話になりました。ささやかですが、皆さんで楽しんでもらえたらうれしいです。」
食品を贈る場合は、「皆さんで召し上がってください」「よかったらご家族でどうぞ」など、家族で楽しめることを伝える言葉も使えます。
友人や親しい知人にお歳暮を渡すときの例文
友人や親しい知人には、形式にこだわりすぎず、気軽に受け取ってもらえる言葉を選びましょう。
相手に気を遣わせないよう、「ほんの気持ち」「ささやかなもの」といった表現も使えます。
13. 気軽に渡したいとき
「今年もありがとう。ほんの気持ちだけど、よかったら受け取ってね。」
14. 相手の家族にも楽しんでもらいたいとき
「いつもありがとう。ご家族で楽しんでもらえたらと思って選びました。よかったらどうぞ。」
15. 年末の挨拶を兼ねて渡すとき
「今年もお世話になりました。来年もよろしくね。よいお年を迎えてください。」
親しい相手であっても、高価すぎる品物や大げさな言葉は、かえって気を遣わせることがあります。
相手との関係に合った贈り物と言葉を心がけましょう。
お歳暮を渡すタイミング別の言葉
訪問してすぐに渡すのか、帰り際に渡すのかによっても、自然な挨拶は少し変わります。場面に合わせて言葉を選びましょう。
訪問してすぐに渡す場合
「本日はお時間をいただき、ありがとうございます。こちら、日頃の感謝の気持ちです。どうぞお受け取りください。」
訪問先で最初に渡す場合は、挨拶のあとに品物を差し出すと自然です。
相手が忙しそうなときは、簡潔な言葉で済ませても問題ありません。
会話が落ち着いてから渡す場合
「そういえば、こちらをお持ちしました。今年もお世話になり、ありがとうございました。」
すぐに渡すタイミングがなかった場合は、会話の区切りで渡してもかまいません。
無理に話を遮らず、自然なタイミングを選びましょう。
帰り際に渡す場合
「本日はありがとうございました。こちら、ほんの気持ちです。今年もお世話になりました。どうぞよいお年をお迎えください。」
帰り際に渡す場合は、年末の挨拶を添えるとまとまりやすくなります。
ただし、冷蔵品や重い品物などは、相手の負担にならないタイミングを考えましょう。
お歳暮を手渡しするときのマナー
お歳暮を渡すときは、言葉だけでなく、品物の扱い方や相手への配慮も大切です。
基本的なマナーを押さえておけば、落ち着いて渡せます。
- 相手の都合を考える:訪問する場合は、事前に都合を確認しておくと安心です。
- 挨拶をしてから渡す:まずは訪問や面会のお礼を伝え、自然な流れで品物を差し出します。
- 紙袋から出して渡す:訪問先では、一般的に紙袋から品物を取り出し、相手が受け取りやすい向きにして渡します。持ち運び用の紙袋は、必要に応じて持ち帰ります。
- 両手で丁寧に渡す:品物を相手に向け、感謝の言葉を添えて差し出しましょう。
- 相手の事情に配慮する:贈答を辞退している相手や、受け取りに関する規定がある会社には、無理に渡さないことが大切です。
地域や家庭、会社によって習慣が異なることもあります。
相手先の慣習が分かっている場合は、それに合わせるとよいでしょう。
お歳暮を渡すときに避けたい言い方
お歳暮を渡す際には、相手に負担や気まずさを感じさせない表現を選びましょう。
- 「つまらないものですが」:昔から使われる表現ですが、品物を必要以上に低く扱う印象になることもあります。「心ばかりの品ですが」「ささやかですが」と言い換えると自然です。
- 「絶対に受け取ってください」:相手の事情を無視しているように聞こえる場合があります。「よろしければお受け取りください」と柔らかく伝えましょう。
- 「お返しは不要です」:相手によっては、かえって気を遣わせることがあります。特に伝える必要がなければ、日頃の感謝だけを伝えれば十分です。
- 高価さを強調する言葉:値段や希少性を強調すると、相手が負担に感じる場合があります。品物の説明よりも感謝の気持ちを中心に伝えましょう。
お歳暮を渡すときによくある質問
お歳暮を渡すときは「つまらないものですが」と言うべきですか?
必ずしも言う必要はありません。
「心ばかりの品ですが」「日頃の感謝の気持ちです」など、感謝が伝わる言葉で十分です。
お歳暮を渡すときに長い挨拶は必要ですか?
長い挨拶をする必要はありません。
日頃のお礼と、品物を受け取ってもらうための一言があれば自然です。相手が忙しい場合は、短く伝えましょう。
お歳暮を玄関先で渡してもよいですか?
玄関先で渡しても問題ありません。
訪問先の状況に合わせて、「こちら、日頃の感謝の気持ちです。どうぞお受け取りください」と簡潔に伝えましょう。
相手から「気を遣わなくてよかったのに」と言われたら?
「いつもお世話になっているので、ほんの気持ちです」と返すと自然です。
ただし、相手が明確に受け取りを辞退している場合は、無理に勧めないようにしましょう。
お歳暮を渡すときに添える手紙も必要ですか?
直接手渡す場合は、必ずしも手紙を添える必要はありません。
改まった相手や、品物だけでは伝えきれない気持ちがある場合は、短い添え状を用意すると丁寧です。
まとめ|お歳暮は感謝が伝わる一言を添えて渡そう
お歳暮を手渡すときは、日頃の感謝と年末の挨拶を簡潔に伝えることが大切です。
上司や取引先には丁寧な表現を、親戚や友人には親しみのある言葉を選ぶと、相手に気持ちが伝わりやすくなります。
迷ったときは、「今年もお世話になり、ありがとうございました。ささやかですが、どうぞお受け取りください」と伝えれば、多くの場面で自然に使えます。
お歳暮を贈るときの挨拶や、お礼・お断りの言葉も確認したい場合は、お歳暮の挨拶・メッセージ文例まとめも参考にしてください。
