お歳暮をいただいたとき、「どのようなお礼状を書けばよいのだろう」「親戚と仕事相手では、言葉遣いを変えたほうがよいのだろう」と迷うことはありませんか。
お歳暮のお礼状では、品物を贈ってくれたことへの感謝を伝え、相手の心遣いに応えることが大切です。
かしこまった手紙だけでなく、親戚や親しい方には、自然で温かみのある文章でも気持ちを伝えられます。
この記事では、お歳暮のお礼状にそのまま使える例文を、個人・親戚・両親・目上の方・仕事相手など、相手別に紹介します。
書き方の基本や送るタイミングも解説するので、文面に迷ったときにお役立てください。
お歳暮のお礼状は何を書けばよい?基本の構成
お歳暮のお礼状は、感謝の言葉を中心に、品物への感想や相手を気遣う言葉を添えるとまとまりやすくなります。
基本的には、次の順番で書くと自然です。
- 季節の挨拶や相手の健康を気遣う言葉
- お歳暮をいただいたことへのお礼
- 品物への感想や家族の反応
- 相手の健康や今後のお付き合いを願う言葉
親しい相手へのお礼なら、すべての要素を盛り込む必要はありません。
感謝の気持ちと相手への気遣いが伝わる文章を心がけましょう。
個人・親戚に送るお歳暮のお礼状例文
個人や親戚からお歳暮をいただいた場合は、丁寧さを保ちながらも、普段の関係に合った親しみのある表現を選びましょう。
親戚からお歳暮をいただいたとき
例文1:丁寧で使いやすい文面
このたびは、心のこもったお歳暮をお贈りいただき、ありがとうございました。
いつも温かいお心遣いをいただき、家族一同、心より感謝しております。
寒さが厳しくなってまいりましたので、どうぞお身体を大切にお過ごしください。
例文2:親しい親戚への文面
お歳暮をありがとう。
いつも気にかけてくれて、本当にうれしく思っています。いただいた品は、家族みんなで楽しませてもらいますね。
寒い日が続くので、体に気をつけて元気に過ごしてください。
友人や知人からお歳暮をいただいたとき
例文3:親しみを込めた文面
素敵なお歳暮をありがとう。
いつも温かい心遣いをいただき、感謝しています。思いがけない贈り物に、家族みんなで喜んでいます。
年末に向けて忙しい時期ですが、どうぞ体に気をつけてお過ごしください。
例文4:少し改まった文面
このたびはご丁寧にお歳暮をお贈りいただき、誠にありがとうございました。
いつも変わらぬお心遣いをいただき、大変うれしく思っております。
本年も残りわずかとなりました。どうぞ健やかに、よい年末をお迎えください。
両親・義理の親に送るお歳暮のお礼状例文
両親や義理の親には、かしこまりすぎず、日頃の感謝や家族への気遣いが伝わる文面がおすすめです。
自分の両親へ
例文5:感謝を伝える文面
お歳暮をありがとう。
いつも私たちのことを気にかけてくれて、本当に感謝しています。いただいた品は、家族でありがたくいただきます。
寒い日が続くので、二人とも体に気をつけて過ごしてください。また会えるのを楽しみにしています。
義理の両親へ
例文6:丁寧で温かい文面
このたびは素敵なお歳暮をお贈りいただき、ありがとうございました。
いつも私たち家族を気にかけてくださり、心より感謝しております。いただいた品は、家族みんなで楽しませていただきます。
寒さが厳しくなりますので、どうぞお身体を大切にお過ごしください。
家族からの贈り物への感謝を表現するときは、相手との関係性に合わせて、普段の感謝や健康を気遣う言葉を添えると自然です。
目上の方・恩師に送るお歳暮のお礼状例文
目上の方や恩師には、敬意が伝わる丁寧な言葉を選びましょう。
「お心遣いに感謝申し上げます」「ありがたく頂戴いたします」などの表現が使えます。
目上の方からお歳暮をいただいたとき
例文7:改まったお礼状
拝啓
年の瀬も押し迫り、何かとご多用のことと存じます。
このたびは結構なお歳暮の品をお贈りいただき、誠にありがとうございました。ご丁寧なお心遣いを賜り、心より御礼申し上げます。
寒さ厳しき折、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
まずは書中をもちまして、御礼申し上げます。
敬具
例文8:日頃の感謝も添える文面
このたびはご丁寧にお歳暮をお贈りいただき、誠にありがとうございました。
日頃より温かいご配慮をいただいておりますうえ、このようなお心遣いまで賜り、恐縮しております。
今後ともご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。寒さが厳しくなりますので、どうぞご自愛くださいませ。
恩師や以前お世話になった方へ
例文9:久しぶりにお礼を伝える文面
このたびは心のこもったお歳暮をお贈りいただき、誠にありがとうございました。
先生には以前より温かくご指導いただき、今もそのお言葉を大切にしております。変わらぬお心遣いをいただき、心より感謝申し上げます。
寒い日が続きますので、どうぞお身体を大切にお過ごしください。
目上の方へのお礼状の書き方や、贈り物への感謝を伝える文面を詳しく知りたい場合は、目上の方へのお礼状の書き方と文例30選も参考になります。
仕事相手・取引先に送るお歳暮のお礼状例文
仕事相手や取引先からお歳暮をいただいた場合は、感謝と今後のお付き合いへの言葉を簡潔にまとめましょう。
個人的な親しさを強く出すよりも、礼儀を重視した文面が適しています。
取引先からお歳暮をいただいたとき
例文10:一般的なビジネス向け
拝啓
歳末の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
このたびは結構なお歳暮の品を賜り、誠にありがとうございました。日頃より格別のご厚情を賜っておりますこと、改めて御礼申し上げます。
今後とも変わらぬお引き立てを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
皆様のご健勝と貴社のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。
敬具
仕事でお世話になった個人の方へ
例文11:個人宛ての丁寧な文面
このたびはご丁寧にお歳暮をお贈りいただき、誠にありがとうございました。
本年もさまざまなお力添えをいただき、心より感謝申し上げます。温かいお心遣いをありがたく頂戴いたしました。
来年も引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。年末ご多忙の折、くれぐれもご自愛ください。
なお、会社によっては取引先との贈答に関する規定が設けられている場合があります。
お礼状を送る前に、社内ルールや担当部署の方針を確認しておくと安心です。
いただいた品物に合わせたお歳暮のお礼状例文
品物について具体的な感想を一言添えると、定型文だけでは伝わりにくい喜びや感謝を表現できます。実際に感じたことを、無理のない範囲で書きましょう。
例文12:食品をいただいたとき
このたびは、おいしそうなお品をお贈りいただき、ありがとうございました。
家族みんなでいただくのを楽しみにしております。いつも細やかなお心遣いをいただき、心より感謝申し上げます。
寒さ厳しき折、どうぞご自愛ください。
例文13:果物や季節の品をいただいたとき
素敵なお歳暮をお贈りいただき、誠にありがとうございました。
季節を感じる品をいただき、家族一同とても喜んでおります。温かいお心遣いに、心より御礼申し上げます。
どうぞお健やかに、よい年末をお過ごしください。
例文14:日用品や実用的な品をいただいたとき
このたびはお心のこもったお歳暮をお贈りいただき、ありがとうございました。
日々の暮らしに役立つ品をいただき、大変ありがたく思っております。いつも気にかけてくださることに、心より感謝いたします。
寒い日が続きますので、どうぞお身体を大切にお過ごしください。
短いお歳暮のお礼状例文
親しい相手や、簡潔にお礼を伝えたい場合は、短い文章でも構いません。
相手に合わせて使いやすい文面を選びましょう。
例文15:短く丁寧なお礼
お歳暮をお贈りいただき、ありがとうございました。温かいお心遣いに感謝申し上げます。寒さ厳しき折、どうぞご自愛ください。
親しい相手に使える短文
お歳暮をありがとう。いつも気にかけてくれてうれしいです。寒い日が続くので、体に気をつけて過ごしてね。
お歳暮のお礼状はいつ送る?タイミングとマナー
お歳暮を受け取ったら、できるだけ早くお礼を伝えましょう。
到着後、数日以内を目安に連絡すると、受け取ったことと感謝の気持ちが伝わりやすくなります。
- 手紙・はがき:目上の方や改まった関係では、丁寧なお礼状が適しています。
- 電話:親しい相手には、受け取ったことをすぐに伝える方法として便利です。
- メール:普段からメールでやり取りしている相手には、簡潔なお礼を伝える方法として使えます。
手紙を送る場合は、相手の健康を気遣う言葉や、年末らしい挨拶を添えると季節感が出ます。
ただし、形式にこだわりすぎず、相手との関係に合った方法を選ぶことも大切です。
お歳暮のお礼状を書くときの注意点
- 感謝を最初に伝える:品物の内容よりも、贈ってくれた気持ちへのお礼を中心に書きます。
- 相手に合わせて敬語を調整する:親戚や友人には自然な言葉を、目上の方や仕事相手には丁寧な表現を使います。
- 品物への感想は具体的にする:実際に食べた、使ったなどの感想があれば、簡潔に添えると喜ばれます。
- お返しを約束しない:必要以上にお返しを約束するのではなく、まずは感謝を伝えましょう。
- 年末の気遣いを添える:「どうぞよいお年をお迎えください」など、季節に合った結びの言葉を使うと自然です。
お歳暮のお礼状に関するよくある質問
お歳暮のお礼状は必ず手紙で送る必要がありますか?
必ずしも手紙でなければならないわけではありません。
親しい相手や普段からメールでやり取りしている相手には、メールや電話でも感謝を伝えられます。
目上の方や改まった関係では、手紙やはがきを選ぶと丁寧です。
お歳暮のお礼状が遅れてしまったらどうすればよいですか?
遅れてしまった場合でも、気づいた時点でお礼を伝えましょう。
冒頭に「お礼を申し上げるのが遅くなり、申し訳ございません」と一言添え、その後に品物への感謝を書けば自然です。
お歳暮のお礼状に品物の感想を書くべきですか?
必須ではありませんが、実際にうれしかった点や家族の反応を添えると、気持ちが伝わりやすくなります。
まだ使っていない品物については、無理に感想を書く必要はありません。
まとめ
お歳暮のお礼状は、品物をいただいたことへの感謝と、相手の心遣いへのお礼を伝える大切なものです。
親戚や友人には親しみのある表現を、目上の方や仕事相手には丁寧な言葉を選ぶと、相手に合った文面になります。
紹介した例文を基本に、品物への感想や相手を気遣う言葉を加えてみてください。
長い文章を書くことよりも、早めに感謝を伝えることが大切です。
相手との関係に合わせた言葉で、温かい気持ちを届けましょう。
