70代は、年賀状じまいがもっとも自然に受け入れられる年代です。
- 体力や視力の変化
- 細かい作業の負担
- 生活のシンプル化
- 付き合いの整理
- 書くより話す・会う・連絡するへ移行
こうした理由から、「今年で年賀状を終えたい」と考える方が増えています。
しかし、長年の付き合いの相手には どんな言い方なら失礼にならないか?という不安も多い年代。
この記事では70代向けに、自然で丁寧な伝え方・相手別の文例・注意点 をまとめました。
70代が年賀状じまいを考える背景
① 体力・視力・手先の負担が増える
年賀状は細かい作業が多く、「準備が難しくなってきた」という声が非常に多い年代。
② 生活をシンプルにしたい気持ちが強くなる
- 無理をしない
- 落ち着いた生活リズム
- 物や手間を減らす
こうした考えが年賀状じまいと相性が良い。
③ 付き合いの整理が自然にできる年代
長年の関係も、「節目としてまとめる」ことが受け入れられやすい。
④ デジタル連絡へ移行する友人が増えている
LINEで近況を知れたり、電話で直接話すことが増えたり、紙にこだわらない関係が進んでいる。
70代に合った自然な伝え方のポイント
① 理由は柔らかく、簡潔に
- 体調
- 視力
- 生活の見直し
- 無理のない生活を心がけたい
具体的に書きすぎないのがコツ。
② 「今までのお礼」を丁寧に書く
70代の人間関係は長いことが多いため、「感謝をしっかり伝える」ことが最重要。
③ 今後のお付き合いの意思を示す
「年賀状は終わりますが、関係は続けたい」という一言が安心感につながる。
④ 文体は「丁寧」を基本にする
相手も同年代か年上が多いため、ていねい語が適切。
相手別の文例(70代向け)
【親族向け】文例
文例①(体調を添える)
長年にわたり温かい年賀状をいただき、心より感謝申し上げます。
体調を考えるようになり、年賀状の準備が難しくなってまいりましたため、
勝手ながら本年をもちまして年賀状を控えさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
文例②(生活の見直し)
いつも年賀状をいただき、ありがとうございます。
生活のペースをゆっくりと見直す中で、
今年から年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。
【友人向け】文例(柔らかい・温かい)
文例③
毎年あたたかい年賀状をありがとう。
最近は体力のこともあって、年賀状の準備が少し負担になってきました。
勝手ながら、今年で年賀状はいったんお休みします。
これからもよろしくお願いします。
文例④(短め)
いつも年賀状をありがとう。
体調を考えて、今年から年賀状を控えさせてもらうことにしました。
【ビジネス・昔の仕事関係】文例
退職後も関係が続く相手へ使いやすい文例です。
文例⑤
長年にわたり温かいご厚情を賜り、心より御礼申し上げます。
私事ではございますが、体調や生活の変化により、
本年をもちまして年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。
今後のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。
文例⑥(とても丁寧)
長きにわたりお心遣いをいただき、誠にありがとうございました。
このたび体調面の理由から、勝手ながら年賀状によるご挨拶を失礼させていただくことといたしました。
皆様のご多幸をお祈り申し上げます。
【丁寧な長文】文例(昔からの付き合い・恩人向け)
文例⑦
長年にわたり温かい年賀状を頂戴し、心より感謝申し上げます。
最近は体力の衰えも感じるようになり、以前のように年賀状を準備することが難しくなってまいりました。
誠に勝手ではございますが、本年限りで年賀状によるご挨拶を控えさせていただきます。
今後も変わらぬお付き合いを賜れれば幸いでございます。
年賀状じまいの注意点(70代版)
① 率直すぎる表現は避ける
例
×「歳のせいで無理になりました」
〇「体調を考えるようになり」
② 感謝を多めに
70代の付き合いは長期的な信頼が多いため必須。
③ 今後の関係継続の一言を必ず添える
「年賀状はやめますが、関係は大切にしています」という安心感が重要。
まとめ
70代の年賀状じまいは、
- 体調や生活リズムの変化
- 無理のない暮らし
- 細かい作業の負担
といった理由が自然に受け入れられる年代です。
丁寧な文章で感謝 → 理由 → 今後の関係の順に書くことで、失礼なく気持ちよく伝えられます。
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