新しい年の始まりに送る年賀状は、
「今年もよろしくお願いします」という気持ちを相手へ丁寧に届ける、日本ならではの美しい習慣です。
しかし、
- どんな賀詞(がし)を使うと失礼にならない?
- 相手に合わせた文章が思いつかない…
- 一言添えるときの例文がほしい
- マナー違反が心配
- 目上にも友人にも使える“正解の文例”が知りたい
そんな悩みをまとめて解決できるように、この記事では 年賀状の文例150選をカテゴリ別に完全整理 しました。
さらに、
- 正しい賀詞の選び方
- 元旦と元日の違い
- 誤解されやすいNG表現
- 一言添え書きの短文集
- 寒中見舞いへの切り替え方
まで、年賀状に関する疑問を 1記事で全部カバー します。
「このまま使える」「相手に失礼がない」「温かさが伝わる」
そんな表現だけを厳選しているので、今年の年賀状作りが一気に楽になります。
この1記事だけで、2026年の年賀状準備が完了する構成です。
※本記事の「上司向け」は、家庭・パート・地域・習い事などの一般的な“目上の方”向けの文例です。フォーマルなビジネス取引先向け文例はこちら(関連記事準備中)をご覧ください。
年賀状の基本マナー(一般向け)
年賀状は、新しい一年のはじまりに相手の健康や幸せを祈る、日本独自の美しい文化です。
普段なかなか会えない人にも気持ちを届けられるため、仕事関係・親族・友人など幅広い相手へ「心を込めて送る」ことが大切です。
ここでは、一般向けの年賀状マナーを、初めての人でも迷わず分かる形でまとめました。
最低限押さえるだけで、失礼なく丁寧な印象の年賀状が完成します。
1.年賀状はいつ送るのが正しい?(投函時期)
- 郵便局の年賀状受付期間:12月15日〜25日ごろ
- 元旦に届かせたい場合:12月25日までに投函
25日をすぎても失礼ではありませんが、相手が元旦に受け取れない場合もあるため、できれば早めがおすすめです。
★NG: 12月初旬に送る → 「気が早い」と思われることもある。
2.使用してよい賀詞とNG表現
賀詞には意味や格式の違いがあり、相手に合わせて選ぶ必要があります。
ここではマナー上注意すべきポイントだけ簡潔にまとめます。
くわしい意味・違いは「この記事後半の賀詞の意味と使い分け」をご覧ください。
賀詞の中には
- 目上向き
- 同輩〜友達向き
- カジュアル
- 組み合わせNG
などが存在します。
🔗 詳細はこちら
👉 賀詞の違いと使い分け|謹賀新年・賀正・迎春・寿の正しい意味
🔵使用して良い(一般的で安全)
- 謹賀新年
- 謹んで新年のお慶びを申し上げます
- あけましておめでとうございます
- 新春のお慶びを申し上げます
※フォーマル~一般まで幅広く使える無難な言い方。
🔵カジュアル寄り(友人向け)
- 迎春
- 賀春
- HAPPY NEW YEAR
❌NGになりやすい(組み合わせ注意)
- 謹賀新年+あけましておめでとうございます
→「同じ意味を重複」するためマナー上NG - 賀正・迎春・寿 を目上に使う
→ 一文字賀詞は「簡略表現」とされ、一般的に失礼とされる
3.宛名書きのマナー(手書きが基本)
🔵宛名は「できるだけ手書き」が望ましい
印刷でも問題ありませんが、ひとこと添え書きがあるだけで印象が大きく変わります。
🔵敬称の使い方
- 個人宛:様
- 会社宛:御中
- 個人名+会社名:会社名 → 個人名+様
例:〇〇株式会社 総務部 山田太郎様
❌NG例
- 「山田太郎さん」→ カジュアルすぎる
- 連名での順番を誤る(夫婦なら夫→妻が基本)
4.本文を書くときの注意点
❌1)句読点は使わないのが慣習
年賀状は「お祝いの書状」なので、区切りを示す句読点は使わないのが基本。
❌ 2)昨年の不幸に触れない
喪中の連絡を受け取っている場合は、年賀状ではなく 寒中見舞い を送る。
❌ 3)ネガティブ・不吉な語は避ける
- 去る
- 失う
- 衰える
- 絶える
などの“忌み言葉”は避ける。
❌ 4)近況は簡潔に
長すぎる文章は読み手の負担に。
ひとこと添える程度が好印象。
5.一言添えると印象が一気に良くなる(添え書きのコツ)
本文だけの年賀状はやや事務的。
添え書きがあると「あなた個人へ向けた言葉」になり、温かい印象を与えます。
🔵例
- 「昨年は大変お世話になりました」
- 「今年もよろしくお願いいたします」
- 「お身体を大切にお過ごしください」
豊富な文例はこちら
👉年賀状の一言・添え書き文例200選
6.写真付き年賀状のマナー
一般向けではよく使われますが、相手によっては好まれない場合もあります。
🔵送ってよい相手
- 親しい友人
- 親族
❌ 避けたほうがいい相手
- ビジネス関係
- あまり交流のない相手
選ぶ写真は、清潔感のある自然なもの が無難。
7.返事はいつまでに?(返信のマナー)
🔵 元旦に受け取った → 松の内(1月7日)までに返信
🔵 遅れた場合 → 寒中見舞いに切り替える
(1月8日〜2月3日ごろまで可)
賀詞の正しい意味と使い分け
年賀状に書く「賀詞」は、新年を祝うための正式な言葉です。
しかし、賀詞には“相手により使い分けが必要なもの” があり、間違えると失礼に見えることもあります。
ここでは、一般向けとして
- 誰にでも使える安全な賀詞
- カジュアル寄りの賀詞
- 目上の人に使ってはいけない賀詞
をわかりやすく整理します。
より深い解説は別記事
👉 賀詞の違いと使い分け|謹賀新年・賀正・迎春・寿の意味
にて解説しています。
1.賀詞の基本分類(まずここを理解すると迷わない)
賀詞は大きく3つに分類できます。
| 種類 | 主な賀詞 | 特徴 |
|---|---|---|
| ① 文章型(最も丁寧・万能) | 「謹んで新年のお慶びを申し上げます」など | だれにでも使えて失礼がない |
| ② 四字熟語型(フォーマル) | 謹賀新年・恭賀新年・迎春喜楽など | 正式かつ丁寧。親戚〜一般に幅広く使用可 |
| ③ 一文字・二文字型(カジュアル) | 寿、賀正、迎春、賀春 | 親しい相手向け。目上には不向き |
★ 最初に選ぶべきは迷ったら「文章型」。絶対に安全。
2.誰にでも使える“万能の賀詞”(フォーマル〜一般までOK)
以下は相手を選ばない もっとも丁寧で失礼のない表現。
▶ 文章型(最も無難)
- 謹んで新年のお慶びを申し上げます
- あけましておめでとうございます
- 新春のお慶びを申し上げます
- 新年のご挨拶を申し上げます
特徴:
- 内容が文章として完結しているため、相手を問わず使用できる
- 一般向けの年賀状では最も選ばれている
3.やや丁寧な印象を与える四字熟語型の賀詞
以下は上品で、本来は「格式あるお祝い言葉」とされています。
- 謹賀新年(きんがしんねん)
- 恭賀新年(きょうがしんねん)
- 迎春喜楽
- 新春万福
特徴:
- 丁寧でありながら、文章型より少し硬い
- 親戚、先生、地域の人など幅広く利用可能
一般向けの年賀状では 「謹賀新年」 がもっとも浸透しています。
4.親しい相手向けの「一文字・二文字賀詞」(カジュアル)
以下は「簡略表現」であり、ややカジュアルな印象になります。
- 賀正
- 迎春
- 賀春
- 寿
- 福
特徴:
- 友人や親しい関係で使うと明るい印象
- デザイン性が高く、写真年賀状との相性も良い
- ただし 略式のため、改まった相手には不向き
👉 “失礼”ではなく、あくまで“カジュアル”という分類。
5.目上には避けるべき賀詞
年賀状のマナーとして「目上に使わないほうがよい」とされる賀詞があります。
❌ NGになりやすい理由
一文字・二文字の賀詞は 略式(簡略表現) とされ、「正式な挨拶ではない」と見なされるためです。
❌ 避けたい賀詞
- 賀正
- 迎春
- 賀春
- 寿
一般向けの場合でも、親戚の年長者・先生・地域の役員などには別の表現を使うと無難です。
▶ 推奨:
「謹んで新年のお慶びを申し上げます」
「新春のお慶びを申し上げます」
6.賀詞と本文の“重複表現”に注意
以下のように、同じ意味の賀詞を重ねる のはマナー上NG。
❌ NG例
謹賀新年
あけましておめでとうございます
理由:同じ「お祝い」を2回言っているため「二重表現」になる。
7.英語の賀詞(HAPPY NEW YEAR)の扱い
- 親しい友達・SNS・カジュアル年賀状向け
- フォーマルな場面には不向き
- 絵柄・写真年賀状では人気が高い
組み合わせ例
HAPPY NEW YEAR
昨年は本当にお世話になりました
のように、英語+日本語の挨拶を続けるのは問題なし。
8.賀詞を選ぶときの最適な基準(迷ったらこれ)
1️⃣ 相手との関係性
→ 迷ったら「文章型」が最良
2️⃣ カジュアル度
→ 友人・同僚なら「迎春」「賀春」でもOK
3️⃣ 書体(デザイン)
→ 写真年賀状は英語や短い賀詞が映える
4️⃣ 相手の年齢
→ 年配の方には「謹賀新年」などの定番が好ましい
年賀状の文例150選|相手別(一般向け完全版)
以下の9カテゴリに分け、合計 150文例 を収録しています。
1:家族に送る文例(20選)
両親向け(10文例)
- 新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞ元気で過ごしてください。
- 昨年もたくさんの支えをありがとう。今年もよろしくお願いします。
- いつも気にかけてくれてありがとう。今年も笑顔の一年になりますように。
- 離れていても、いつも感謝しています。今年もどうぞよろしくお願いします。
- 健康第一で、穏やかに過ごせますよう心から願っています。
- 今年こそはゆっくり会いに行きます。どうか元気でいてください。
- いつも温かく見守ってくれてありがとう。今年もよろしくお願いします。
- 二人にとって笑顔あふれる一年になりますように。
- これからも変わらず仲良く過ごしてください。今年もよろしくね。
- 支えてくれる存在に感謝しています。今年もよろしくお願いします。
祖父母向け(5文例)
- おじいちゃんおばあちゃん、今年も元気でいてね。
- いつもあたたかく迎えてくれてありがとう。よい一年になりますように。
- また会いに行くので、楽しみにしていてください。
- お身体を大切に、穏やかな一年をお過ごしください。
- 今年もどうぞよろしくお願いします。元気な姿を楽しみにしています。
兄弟姉妹・親戚向け(5文例)
- 今年も家族みんなが元気に過ごせますように。
- 今年もよろしくね。また会えるのを楽しみにしています。
- 今年も仲良く、笑顔の多い一年にしようね。
- 今年もたくさん話せると嬉しいです。
- どうか健康で、素敵な一年を迎えてください。
より多くの文例を別記事
👉 年賀状の家族向け文例100選|両親・祖父母・兄弟姉妹に使える温かいメッセージ
で紹介しています。
2:友人に送る文例(25選)
カジュアル挨拶(10文例)
- あけましておめでとう!今年もよろしくね!
- 昨年はありがとう。今年もいっぱい遊ぼう!
- 今年もお互い楽しい一年にしようね。
- また会えるのを楽しみにしてるよ!
- 元気いっぱいの一年になりますように。
- 今年も変わらず、仲良くしてね。
- 新しい一年もよろしく!
- また近いうちに会おう!
- 今年も笑っていられる一年にしよう。
- 今年もよろしくね!たくさん話そう!
近況+前向き(10文例)
- 昨年は忙しかったけれど、またゆっくり会いたいね。
- 今年はもっと会えると嬉しいな。よろしく!
- 今年は新しいことに挑戦しようと思ってるよ!
- 去年はありがとう。今年も一緒に楽しい年にしよう!
- お互い、健康第一で頑張ろうね。
- 今年も支え合っていけたら嬉しいです。
- 新しい環境でも頑張っています!また報告させてね。
- 今年も成長できる一年になりますように。
- いい一年になりますよう、お互い頑張ろう!
- 去年よりもっと素敵な一年にしようね。
仲の良い友人向け(5文例)
- 今年も変わらずよろしく!あなたの笑顔に支えられています。
- いつもありがとう。今年も一緒に楽しい時間を過ごそう!
- あなたにとって最高の一年になりますように。
- 今年も頼りにしてるよ!よろしくね。
- またたくさん語り合おうね。
より多くの文例を別記事
👉 年賀状|友人向け文例100選|親しい友人・疎遠の人・ママ友に使える
で紹介しています。
3:親しい人・特別な相手(20選)
恩師・お世話になった人向け(10文例)
- 昨年は大変お世話になりました。穏やかな一年となりますようお祈りいたします。
- 新しい一年が先生にとって佳き年となりますように。
- いつも温かいお言葉をありがとうございます。
- 教えていただいたことを今年も大切に歩んでまいります。
- 健康で充実した一年となりますよう心より願っています。
- いつも励ましていただきありがとうございます。
- 今年も変わらぬご指導をお願いできれば幸いです。
- 素晴らしい一年となりますように。
- またお会いできる日を楽しみにしています。
- 心豊かな一年となりますようお祈り申し上げます。
久しぶりの相手向け(5文例)
- ご無沙汰していますが、お元気ですか?
- またお会いできる日を心待ちにしています。
- 遠くにいても、いつも応援しています。
- 素敵な一年となりますよう願っています。
- また近況を聞かせてくださいね。
長年の友人向け(5文例)
- 変わらぬ友情に感謝しています。今年もよろしく!
- 今年も笑顔あふれる一年にしようね。
- あなたの存在に本当に助けられています。
- これからも長い付き合いをよろしくね。
- 新しい一年も、一緒に楽しく過ごそう!
より多くの文例を別記事
👉 年賀状|恋人・パートナー・特別な相手に贈る文例70選
で紹介しています。
4:フォーマル寄り一般向け(20選)
丁寧で格式ある挨拶(10文例)
- 謹んで新年のお慶びを申し上げます。
- 新春を迎え、皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。
- 本年が希望に満ちた一年となりますように。
- 健康と幸せに恵まれた一年となりますよう祈念いたします。
- ご家族皆様のご健康をお祈り申し上げます。
- 穏やかな一年をお迎えくださいませ。
- 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
- 実り多き一年となりますように。
- ご健勝とご多幸を心よりお祈りいたします。
- 新しい一年が佳き年となりますよう祈念いたします。
年配向けの落ち着いた挨拶(10文例)
- 寒さ厳しい折ですが、どうかご自愛ください。
- ご健康で温かい一年となりますように。
- いつも温かいお心遣いに感謝しております。
- 穏やかで実りある一年になりますようお祈りいたします。
- 健やかに新年を迎えられたこと、嬉しく思います。
- 本年も変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます。
- ご家族皆様が健やかに過ごされますよう祈っています。
- 寒さが続きますが、どうかお身体を大切に。
- 心豊かな一年をお過ごしください。
- 本年もよろしくお願い申し上げます。
より多くの文例を別記事
👉 年賀状|フォーマル文例60選|先生・親戚・義実家に上品で丁寧に送れる例文
で紹介しています。
5:一言・短文の文例(30選)
フォーマル短文(10文例)
- 謹賀新年
- 謹んで新年のお喜びを申し上げます
- 旧年中のご厚情に深謝申し上げます
- 本年もよろしくお願いいたします
- ご多幸をお祈り申し上げます
- 良き一年になりますように
- 健康と幸せをお祈りします
- 新春のお慶びを申し上げます
- 佳き一年となりますように
- 本年もどうぞよろしく
カジュアル短文(10文例)
- あけおめ!
- 今年もよろしくね!
- 今年も笑顔たくさんの一年に!
- 今年も仲良くしてね!
- いい一年にしよう!
- また遊ぼうね!
- 会えるのを楽しみにしてるよ!
- 健康第一でいこう!
- 今年もよろしく!
- 楽しい一年になりますように!
写真年賀状の一言(10文例)
- 新しい一年が素敵な日々になりますように
- 今年もよろしくお願いします
- 笑顔あふれる一年をお過ごしください
- 今年もどうぞ仲良くしてください
- 皆さまに幸せが訪れますように
- 本年もよろしくお願いいたします
- 今年もよろしくね!
- 温かい一年となりますように
- 良き一年になりますよう心より願っています
- またお会いできますように
6:季節の挨拶・季語を使った文例(15選)
新春・初春を使った挨拶(10文例)
- 初春のお慶びを申し上げます。
- 新春を迎え、皆さまのご多幸をお祈りいたします。
- 初春の光が心温まる一年となりますように。
- 新春の候、皆さまの健康をお祈りいたします。
- 初春の息吹が希望を運ぶ一年となりますように。
- 新しい春が幸せを連れてきますように。
- 初春の喜びをお届けします。
- 新春を寿ぎ、皆様のご健康を願っています。
- 心晴れやかな初春をお迎えください。
- 新しい春が素晴らしい一年の始まりとなりますように。
冬の季語を使った柔らかい表現(5文例)
- 冬晴れの空のように、晴れやかな一年を願っています。
- 寒気厳しき折ですが、ご自愛くださいませ。
- 冬木立の静けさに包まれた穏やかな一年となりますように。
- 白光の差す新年が希望に満ちていますように。
- 雪明かりのように優しい一年となりますように。
より多くの文例を別記事は
👉 季語を使った上品な年賀状文例50選|大人の丁寧なあいさつ
で紹介しています。
7:喪中関連の一般向け文例(10選)
年賀状を控える挨拶(5文例)
- 喪中につき、年頭のご挨拶をご遠慮申し上げます。
- 旧年中のご厚情に深謝申し上げます。本年もよろしくお願いいたします。
- 服喪中につき、新年のご挨拶を失礼させていただきます。
- 寒さ厳しき折、どうかご自愛くださいませ。
- 本年も変わらぬお付き合いをお願い申し上げます。
喪中の方への気遣い(5文例)
- 寒さ厳しき折、どうかご無理なさらずお過ごしください。
- ご家族皆様が穏やかに過ごされますようお祈り申し上げます。
- 心安らぐ一年となりますよう願っております。
- お身体を大切に、新しい年をお迎えください。
- どうか平穏な一年となりますよう心よりお祈りいたします。
8:疎遠の相手・転居報告の文例(10選)
疎遠の相手向け(5文例)
- ご無沙汰しておりますが、お元気でお過ごしでしょうか。
- またお会いできる日を楽しみにしております。
- 変わらぬご厚情に感謝しております。
- お健やかに新年をお迎えのことと存じます。
- 喜び多い一年となりますようお祈り申し上げます。
引っ越し・転居報告(5文例)
- 新しい土地で元気に過ごしています。今年もよろしくお願いします。
- 今年は転居し、新しい生活を始めました。ぜひ遊びに来てください。
- 新しい住まいで穏やかな新年を迎えました。
- 転居しましたが、変わらぬお付き合いをお願いいたします。
- 新生活が始まり、気持ち新たに過ごしています。今年もよろしくお願いします。
一言・添え書き文例(相手別・気持ち別の短文集)
年賀状は、定型文だけでなく 一言を添えることで温かさがぐっと増すものです。
ここでは、相手別・気持ち別にすぐ使える “短文だけ” を厳選して紹介します。
友人、親戚、恩師、家族など、一般相手にそのまま使える表現のみで構成しています。
1.友人・同年代に使える一言
明るく親しみのある一言
- 今年もどうぞ仲良くしてください!
- 本年もたくさん笑い合えますように。
- また会えるのを楽しみにしています。
- 今年も一緒にいろいろ挑戦しようね。
- 健康第一でお互いがんばろう!
久しぶりの友人へ
- ご無沙汰していますが、お変わりありませんか?
- 今年は会ってゆっくり話せたら嬉しいです。
- 距離は離れていても、いつも応援しています。
2.親戚・遠方の家族へ
温かみのある一言
- いつも気にかけてくださり、ありがとうございます。
- また皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。
- ご家族皆さまにとって穏やかな一年になりますように。
- 健康で笑顔あふれる一年をお過ごしください。
年配の方にも失礼なく使える一言
- 本年も変わらぬご厚情のほど、お願い申し上げます。
- どうぞお身体を大切にお過ごしくださいませ。
- 皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
3.先生・恩師へ
丁寧で温かい一言
- 昨年も多くのことを学ばせていただき、ありがとうございました。
- 本年もご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
- 先生のご健康とご活躍を心よりお祈りいたします。
- お会いできる日を楽しみにしております。
4.家族・身近な人へ
優しさの伝わる一言
- 今年も元気に楽しく過ごそうね!
- いつも支えてくれてありがとう。
- 笑顔あふれる一年にしよう。
- 健康第一で、無理せずいこう。
5.励まし・応援の一言
前向きな気持ちを届ける言葉
- 新しい一年が希望に満ちたものになりますように。
- 応援しています。無理せず、あなたらしく。
- 今年は良いことがたくさん訪れますように。
- 焦らず、ゆっくり進んでいきましょう。
6.お詫びを添えたい時の一言
- なかなか連絡できず失礼しました。
- ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。
- 昨年はご無沙汰してしまい、申し訳ありません。
7.喪中の相手へ送る場合の一言(年賀状ではなく「寒中見舞い」で)】
年賀状は出さず、松の内明け(1/8〜)に寒中見舞いで対応します。
- ご服喪中と伺い、新年のご挨拶は控えさせていただきます。
- 寒さ厳しき折、どうぞご自愛くださいませ。
- ご家族皆さまが穏やかに過ごせますようお祈りいたします。
👉 詳しくは「寒中見舞いの書き方」へ(準備中)
8.送る相手を選ばない万能の一言
- 皆さまのご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
- すてきな一年になりますように。
- 幸せあふれる一年をお過ごしください。
- 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
こちらで豊富な文例を用意しています。
👉年賀状の一言・添え書き文例200選
年賀状の結びの言葉(一般向け)
年賀状の締めくくりは、文章全体の印象を決める大切な部分です。
相手との関係性に合わせて、丁寧・温かい・親しみの3タイプから言葉を選ぶと自然な仕上がりになります。
ここでは 一般向けに失礼のない結びの言葉 をまとめました。
1:定番で使いやすい結びの言葉
年賀状で最も無難で、多くの相手に使える締めの表現です。
- 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
- 本年も変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
- 皆さまにとって幸多き一年となりますようお祈り申し上げます。
- 新しい一年が素晴らしい日々となりますように。
- 本年も健康に気をつけてお過ごしください。
👉 迷ったらこのタイプを使うと間違いなし。親戚・友人・初めて送る相手にも安心して使える結びです。
2:家族・親しい友人に使える温かい結び
距離の近い相手には少し砕けた温かい結びも自然です。
- 今年も仲良くしてくれると嬉しいです。
- また笑顔で会える日を楽しみにしています!
- 今年もどうかよろしくね。
- ご家族皆さまのご健康とご多幸を心からお祈りしています。
- 素敵な一年になりますように。
👉 温かさを出したいときに◎友人・同年代・家族向けにぴったり。
3:恩師・年長者に向けた丁寧な結び】
目上の方・恩師には、控えめで丁寧な言葉が合います。
- ご指導いただく機会がございましたら幸いに存じます。
- 変わらぬご厚情を賜りますようお願い申し上げます。
- 寒さ厳しき折、くれぐれもご自愛くださいませ。
- 今年一年のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
- 本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
👉 「ご自愛くださいませ」はとても万能で印象良い。
4:近況を添えて印象がよくなる結び
一言近況を入れるだけで“形式文”から“心の通った年賀状”に変わります。
- 本年もお互い元気で頑張りましょう。
- 皆さまにとって明るい一年になりますよう願っています。
- またお会いできる日を心待ちにしております。
- 大変な日々が続きますが、お身体にお気をつけてお過ごしください。
- 本年が笑顔あふれる一年になりますように。
👉 写真入り年賀状やカジュアル文にも相性◎
5:避けたいNGの結び(一般向け)
一般向けでも、相手への配慮から避けた方がよい表現があります。
- 去年は大変だったけど、今年はきっと良くなるよね(相手にとって触れられたくない可能性)
- 今年こそ結婚してね! などのプライベートに踏み込む言葉
- 病気・金銭などデリケートな内容が連想される表現
- 嫌味に取られかねない「頑張ってください」一文のみ
👉 年賀状は“お祝い”の挨拶なので、ネガティブ要素はできるだけ避けるのがマナーです。
結びに迷ったらこちらも参考に
➡ 「一言・添え書き文例200選」へ
➡ 「年賀状じまい(一般向け)」へ(準備中)
年賀状に関するよくある質問(FAQ)
年賀状を書くときに迷いやすいポイントを、一般向けに分かりやすくまとめました。
文例選び・賀詞の使い方・投函期限など、基本から応用までこのFAQで確認できます。
Q1:年賀状はいつまでに出せば届きますか?
A:12月25日頃までの投函が推奨です。
日本郵便は「12月25日までに投函すれば元旦に届く可能性が高い」と案内しています。
ただ、地域差や混雑を考えると 早めの投函が最も安心 です。
※もし年内に間に合わない場合は、
- 1月1〜7日頃 → 年賀状としてOK
- 1月8日以降 → 年賀状ではなく「寒中見舞い」に切り替える
がマナーです。
Q2:目上の人に使ってはいけない賀詞はありますか?
はい。「賀正」「迎春」「寿」などの 一文字・二文字の賀詞は目上に不向き とされています。
目上の人へは以下がおすすめ:
- 謹んで新年のお喜びを申し上げます
- 謹賀新年
- 恭賀新年(やや格式高い)
👉 「賀詞の違いと使い分け」で詳しく解説しています
Q3:「元旦」と「元日」は違うのですか?
はい、意味が異なります。
- 元日(1月1日) … 終日のこと
- 元旦(1月1日の朝) … 朝〜午前中のこと
年賀状の表現では 「元旦」は誤用されやすい ため、迷ったら「元日」の方が安全です。
👉 詳しくは「元旦と元日の違い」へ
Q4:どの文例を選べばよいか迷ったときは?
以下のように選ぶと失敗しません。
- 親しい友人・同年代 → 明るくカジュアル
- 親戚・遠方の家族 → 優しい言葉・健康を気遣う表現
- 恩師 → 丁寧・感謝の気持ち
- 初めて送る相手 → 無難な定型文
定番例:
旧年中は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
相手を選ばず使える “万能文” です。
Q5:文例をコピペするだけでも失礼になりませんか?
結論:問題ありません。
ただし、一言だけでも手書きで添えると印象が大きく変わります。
「今年こそ会いたいね」「寒い日が続きますがご自愛ください」など、たった10文字の気遣いでも相手に伝わります。
👉 記事前半の一言・添え書き文例 に用意があります
Q6:喪中の相手へはどうすればよいですか?
喪中の相手に年賀状は送りません。
以下の方法が正しい対応です。
- 年賀状は控える
- 松の内明け(1月8日〜)に 寒中見舞い を送る
寒中見舞いの定番文例:
寒さ厳しき折、ご家族皆さまのご健康を心よりお祈り申し上げます。
👉 「寒中見舞いの書き方・文例集」へ(準備中)
Q7:自分が喪中の場合は?年賀状をもらったらどうする?
- 年賀状は出さず、喪中はがき(11月〜12月)を送る
- 喪中の自分に年賀状が届いたら
→ 年賀状ではなく 寒中見舞いで返信
返信例
年賀状をいただき、ありがとうございました。喪中につき年頭のご挨拶は控えさせていただきますが、本年もよろしくお願いいたします。
Q8:住所変更がある場合の書き方は?
一言添えます
新住所へ無事に転居いたしました。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
・住所は丁寧に記載
・マンション名・号室まで正確に
がポイントです。
Q9:手書きと印刷、どちらがよい?
どちらでも構いません。
ただし印刷でも 宛名だけ手書き、または 一言を手書きで添える と印象が格段に良くなります。
Q10:年賀状は何年も同じ文例を使ってよい?
問題ありません。
年賀状は形式のある挨拶なので、毎年同じ定型文でも失礼にはなりません。
ただ、
- 一言だけ今年の気持ちを添える
- 去年の出来事に触れる
などすると “使い回し感” が薄れて好印象です。
まとめ
年賀状は、年の初めに相手へ気持ちを届ける大切な挨拶です。
基本のマナー・賀詞の選び方・相手別の文例・一言の添え書き・結びの言葉――
これらを押さえるだけで、誰に送っても失礼のない美しい年賀状が完成します。
特に大切なのは次の3点です。
ポイント①相手に合わせた賀詞・表現を選ぶ
・目上には「謹んで新年のお慶びを申し上げます」など丁寧な賀詞
・友人・家族には親しみのある一言
・ビジネス色を避けたい一般向けは柔らかさを意識
ポイント②短い一言で“心が通る年賀状”に
文例そのままでも失礼ではありませんが、一言添えるだけで印象が大きく変わります。
イント③結びは温度感を調整して丁寧に
・「本年もどうぞよろしくお願いいたします」
・「ご健康とご多幸を心よりお祈りいたします」
など、相手との関係性に合わせて選びましょう。
年賀状は形式ではなく“気持ち”が伝わることが一番の価値です。
ぜひ本記事の文例をベースに、あなたらしい一枚を仕上げてください。
関連記事
🔸 さらに多くの文例をみたい方へ
➡ 年賀状の家族向け文例100選|両親・祖父母・兄弟姉妹に使える温かいメッセージ
➡ 年賀状|友人向け文例100選|親しい友人・疎遠の人・ママ友に使える
➡ 年賀状|恋人・パートナー・特別な相手に贈る文例70選
➡ 年賀状|フォーマル文例60選|先生・親戚・義実家に上品で丁寧に送れる例文
🔸 一言・添え書きに迷ったら
➡ 年賀状の一言・添え書き文例200選|上司・友人・家族に使える短文集
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