お中元じまい挨拶文例40選!関係性別・円満な辞退メッセージ集

お中元

毎年恒例のお中元。

感謝の気持ちを込めて贈り続けてきたけれど、「そろそろやめたいな」と感じている方も多いのではないでしょうか。

転勤で疎遠になった方、高齢になって負担に感じるように、家計の事情で続けるのが難しくなったなど、お中元をやめたい理由は人それぞれです。

でも、いざやめようと思っても「どうやって伝えればいいの?」「相手を傷つけないかな?」と心配になりますよね。

適切な言葉選びで相手への配慮を示せば、お中元をやめても今後の関係は良好に保てます。

この記事では、関係性別の具体的な辞退文例40選と、相手の心を傷つけない円満な断り方をご紹介します。

大切な人間関係を維持しながら、心の負担を軽くする方法を一緒に見つけていきましょう。

なぜお中元じまいが大切なのか

お中元は本来、日頃の感謝を伝える心温まる習慣です。

しかし、義務感で続けていては本来の意味が失われてしまいます。

環境やライフステージの変化に合わせて見直すことは、決して失礼なことではありません。

むしろ、適切なタイミングで丁寧にお伝えすることで、お互いの負担を軽減し、より自然で心地よい関係を築くことができます。

大切なのは相手への配慮と感謝の気持ちを忘れないことです。

相手の立場に立って考えてみると、実は相手も「そろそろやめどきかな」と感じている場合も少なくありません。

お互いに気を遣い続けるより、率直に気持ちを伝え合う方が、長期的には良好な関係を保てるものです。

辞退を伝える5つのポイント

感謝の気持ちを最初に伝える

辞退の理由を述べる前に、まずはこれまでの感謝の気持ちをしっかりと表現しましょう。

「いつもお心遣いいただき」「長い間ご厚意をいただき」など、相手の善意を認める言葉から始めることで、相手の気持ちを尊重する姿勢が伝わります。

関係性に応じた適切な距離感を保つ

親しい友人には温かみのある表現を、上司や取引先にはより丁寧で格式のある表現を選びましょう。

相手との関係性を考慮した言葉遣いが、今後の良好な関係維持につながります。

具体的すぎる理由は避ける

「経済的に厳しい」「面倒になった」など、生々しい理由は相手を困惑させる可能性があります。

「環境の変化により」「ライフスタイルの見直しで」など、婉曲的な表現を心がけましょう。

今後の関係継続への意思を示す

お中元をやめることと、お付き合いをやめることは別です。

「今後ともよろしくお願いいたします」など、継続的な関係を望んでいることを明確に伝えましょう。

相手の負担軽減も考慮に入れる

一方的にこちらの都合だけを述べるのではなく、「お互いに気を遣わずに」「お心遣いなく」など、相手の負担軽減にもなることを暗に示すと、より受け入れられやすくなります。

【関係性別】お中元じまい挨拶文例40選

会社・取引先向け(8例文)

例文1【正式な辞退】

拝啓 盛夏の候、貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。このたびは結構なお品をお送りいただき、誠にありがとうございます。せっかくのお心遣いですが、弊社では取引先様からのご贈答は辞退させていただく規定がございます。今後はこのようなお気遣いをなさいませんようお願い申し上げます。末筆ながら貴社のますますのご発展をお祈りいたします。敬具

例文2【個人から会社宛て】

拝啓 暑中お見舞い申し上げます。いつも大変お世話になっております。毎年ご丁寧にお心遣いをいただき、ありがとうございます。私事で恐縮ですが、環境の変化により今年を最後に例年のご挨拶を控えさせていただきたく存じます。勝手なお願いで申し訳ございませんが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。今後とも変わらぬご指導のほど、よろしくお願いいたします。敬具

例文3【転勤による辞退】

拝啓 酷暑の候、皆様におかれましてはご清栄のこととお喜び申し上げます。長らくご厚情を賜り、心より感謝申し上げます。この度転勤となり、新天地での生活が始まります。つきましては、勝手ながら今年をもって例年のご挨拶を失礼させていただきたく存じます。お心遣いいただかないようお願い申し上げます。末筆ながら皆様のご健勝をお祈りいたします。敬具

例文4【退職による辞退】

拝啓 暑中お見舞い申し上げます。いつも格別のご厚情を賜り、ありがとうございます。私は○月をもって退職いたしますため、今後の季節のご挨拶は控えさせていただきたく存じます。長い間お世話になり、心より感謝申し上げます。皆様のますますのご活躍をお祈りいたします。敬具

例文5【会社方針による辞退】

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。いつもご丁寧なお心遣いをいただき、ありがとうございます。このたび社内規定の見直しにより、ご贈答品の授受を控えることとなりました。せっかくのお心遣いですが、今後はお気遣いなさいませんようお願い申し上げます。今後とも末永くお付き合いください。敬具

例文6【部署異動による辞退】

拝啓 暑熱の候、皆様にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。いつも温かいお心遣いをいただき、感謝しております。この度部署異動により、直接お取引させていただく機会が少なくなりました。つきましては今年を最後に、季節のご挨拶は控えさせていただきたく存じます。何卒ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。敬具

例文7【簡潔な辞退】

拝啓 暑中お見舞い申し上げます。いつもお心遣いいただき、ありがとうございます。環境の変化に伴い、今後の季節のご挨拶は控えさせていただきたく存じます。勝手なお願いで恐縮ですが、お気遣いなくお願いいたします。今後ともよろしくお願い申し上げます。敬具

例文8【丁寧な感謝と辞退】

拝啓 盛夏の候、○○様におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。毎年ご丁寧にお中元をお送りいただき、心より感謝申し上げます。長らくご厚情を賜りましたが、私の事情により今年を最後とさせていただきたく存じます。お心遣いいただかないよう、お願い申し上げます。今後とも変わらぬご交誼のほど、よろしくお願いいたします。敬具

上司・目上の方向け(8例文)

例文9【退職時の丁寧な辞退】

拝啓 暑中お見舞い申し上げます。○○部長には、いつも格別のご指導をいただき、心より感謝申し上げます。この度退職することとなり、長らくお世話になりました。つきましては、今後の季節のご挨拶は控えさせていただきたく存じます。勝手なお願いで恐縮ですが、お気遣いなくお願いいたします。○○部長のますますのご活躍をお祈りしております。敬具

例文10【転勤による感謝の辞退】

拝啓 酷暑の候、○○課長におかれましてはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。長らくご指導いただき、ありがとうございました。この度転勤となりますため、今年を最後に例年のご挨拶を失礼させていただきたく存じます。遠方からではございますが、○○課長のご健康とご活躍をお祈りいたしております。敬具

例文11【環境変化による辞退】

拝啓 暑中お見舞い申し上げます。いつもお心遣いいただき、ありがとうございます。私事で恐縮ですが、環境の変化により今後の季節のご挨拶は控えさせていただきたく存じます。長い間ご厚情を賜り、深く感謝申し上げます。末筆ながら○○様のますますのご健勝をお祈りいたします。敬具

例文12【感謝重視の辞退】

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。いつも温かいお心遣いをいただき、心より感謝しております。おかげさまで充実した日々を過ごしております。さて、私の都合により今年を最後に季節のご挨拶を控えさせていただきたく存じます。お心遣いいただかないよう、お願い申し上げます。今後ともご指導のほど、よろしくお願いいたします。敬具

例文13【簡潔で丁寧な辞退】

拝啓 盛夏の候、○○様にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。毎年お心遣いいただき、ありがとうございます。私の事情により、今後の季節のご挨拶は失礼させていただきたく存じます。勝手なお願いで恐縮ですが、何卒ご理解ください。○○様のますますのご発展をお祈りしております。敬具

例文14【お世話への感謝と辞退】

拝啓 暑中お見舞い申し上げます。○○先輩には、いつも格別のお心遣いをいただき、深く感謝申し上げます。長らくご厚情を賜りましたが、諸般の事情により今年を最後とさせていただきたく存じます。お気遣いなくお願いいたします。今後とも末永くよろしくお願い申し上げます。敬具

例文15【心境の変化による辞退】

拝啓 酷暑の候、○○様におかれましてはご清栄のこととお慶び申し上げます。いつもご丁寧なお心遣いをいただき、ありがとうございます。最近はライフスタイルを見直しており、今後の季節のご挨拶は控えさせていただきたく存じます。長い間ありがとうございました。○○様のご健康をお祈りしております。敬具

例文16【感謝と継続関係の意思表示】

拝啓 暑熱の候、皆様にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。いつも温かいお心遣いをいただき、心より感謝申し上げます。私の都合により、今年を最後に例年のご挨拶を控えさせていただきたく存じます。お付き合いは今後とも変わらずお願いいたします。皆様のますますのご活躍をお祈りしております。敬具

親戚・家族向け(8例文)

例文17【温かみのある辞退】

いつもお心遣いありがとうございます。毎年素敵なお中元をいただき、家族一同喜んでおりました。最近は生活スタイルも変わり、私たちも季節のご挨拶を見直すことにいたしました。今年を最後に、お互いお気遣いなくお過ごししませんか。お身体を大切にして、元気でお過ごしください。またお会いできる日を楽しみにしております。

例文18【高齢による辞退】

ご無沙汰しておりますが、皆様お変わりございませんか。長い間お心遣いいただき、ありがとうございました。私も年を重ね、今まで通りのお付き合いが難しくなってまいりました。勝手ではございますが、今年を最後に例年のご挨拶を控えさせていただきたく存じます。お付き合いはこれまでと変わらずお願いいたします。皆様のご健康をお祈りしております。

例文19【家計事情による配慮ある辞退】

いつもありがとうございます。毎年ご丁寧にお心遣いいただき、感謝しております。最近は家族の状況も変わり、生活を見直すことにいたしました。お互いに気を遣わず、普段通りのお付き合いをしていただければと思います。今後ともよろしくお願いいたします。お身体を大切にお過ごしください。

例文20【環境変化による自然な辞退】

お暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。いつもお心遣いいただき、ありがとうございます。私たちも生活環境が変わり、この機会に季節のご挨拶を見直すことにいたしました。お互いお気遣いなく、自然にお付き合いさせていただければと思います。またお近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

例文21【感謝重視の親しみやすい辞退】

いつもありがとうございます。長い間温かいお心遣いをいただき、本当に感謝しております。最近はお互いの負担を考えて、季節のご挨拶は控えさせていただこうと思います。代わりに、時々お電話やお手紙で近況をお聞かせください。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

例文22【相互負担軽減を提案する辞退】

毎年お心遣いいただき、ありがとうございます。いつも心のこもったお品をいただき、嬉しく思っておりました。お互いに年齢を重ね、少し生活をシンプルにしていこうと考えております。今年を最後に、季節のご挨拶はお互い控えませんか。その分、お会いしたときにゆっくりお話しできればと思います。

例文23【家族の成長に伴う辞退】

いつもお心遣いありがとうございます。子どもたちも成長し、我が家も新しい生活スタイルに変わりつつあります。この機会に、季節のご挨拶も見直そうと思います。お互いお気遣いなく、普段通りのお付き合いをお願いいたします。今度お時間のあるときに、ゆっくりお話しできればと思います。

例文24【感謝と今後の関係継続】

長い間お心遣いいただき、本当にありがとうございました。毎年楽しみにしておりましたが、最近は私たちも生活を見直すことが多くなりました。今年を最後に、季節のご挨拶は控えさせていただきますが、お付き合いは今後とも変わらずお願いいたします。お身体を大切に、お元気でお過ごしください。

友人・知人向け(8例文)

例文25【率直で温かい辞退】

いつもありがとう。毎年素敵なお中元をいただいて、本当に嬉しかったです。でも最近、お互いもう少し気楽にお付き合いしませんか?季節のご挨拶はやめて、その分会ったときにゆっくりお話しできればと思います。これからもよろしくお願いします。お身体を大切にしてくださいね。

例文26【友達らしい気遣いの辞退】

お疲れさまです。いつもお心遣いありがとうございます。最近思うのですが、お互い忙しいし、季節のご挨拶は少し負担かなと感じています。今年を最後に、お気遣いなくお付き合いしませんか。その代わり、美味しいお店を見つけたら一緒に行きましょう。今後ともよろしくお願いします。

例文27【ライフスタイル変化を理由とした辞退】

いつもありがとうございます。毎年ご丁寧にお心遣いいただき、感謝しています。最近は生活スタイルも変わって、私も季節のご挨拶を見直すことにしました。お互い気を遣わずに、普段通りのお付き合いをお願いします。また近いうちにお会いできればと思います。

例文28【相互理解を求める辞退】

お暑い中、いかがお過ごしですか。いつもお心遣いいただき、ありがとうございます。お互いに環境も変わってきたので、この機会に季節のご挨拶は控えませんか。その分、お会いしたときに近況報告し合いましょう。今後ともよろしくお願いします。

例文29【感謝を込めた自然な辞退】

いつもありがとうございます。長い間お心遣いいただき、本当に嬉しく思っていました。でも最近は、もう少しシンプルな関係でいたいなと思うようになりました。季節のご挨拶はやめて、その代わり時々連絡を取り合いませんか。これからもどうぞよろしくお願いします。

例文30【気楽な関係を提案する辞退】

お疲れさまです。毎年ありがとうございます。最近思うのですが、お互いもう少し気楽にお付き合いしませんか。季節のご挨拶は今年で終わりにして、普段通りの関係でいてください。その方がお互い楽だと思います。また機会があれば、お食事でもしましょう。

例文31【お互いの負担を考慮した辞退】

いつもお心遣いありがとうございます。毎年いただくお中元、とても嬉しく思っていました。でも最近、お互いの負担を考えて、季節のご挨拶は控えようと思います。その分、お会いしたときにたくさんお話ししましょう。今後ともよろしくお願いします。

例文32【今後の関係継続を重視した辞退】

いつもありがとう。長い間お心遣いいただき、感謝しています。最近は生活も変わってきたので、季節のご挨拶は見直すことにしました。でも、お付き合いは今後とも変わらずお願いします。また近いうちに、ゆっくりお会いできればと思います。

ご近所・知人向け(8例文)

例文33【ご近所らしい気遣いの辞退】

いつもお心遣いいただき、ありがとうございます。毎年ご丁寧にお気遣いいただき、恐縮しております。最近は私どもも生活を見直すことが多く、この機会に季節のご挨拶は控えさせていただこうと思います。ご近所として、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

例文34【お互いの負担軽減を提案】

いつもありがとうございます。長い間お心遣いいただき、感謝しております。お互いに年齢を重ね、少し負担を軽くしませんか。季節のご挨拶は今年を最後に、普段通りのお付き合いをお願いいたします。これからもご近所として、よろしくお願いいたします。

例文35【感謝を込めた丁寧な辞退】

暑中お見舞い申し上げます。いつもお心遣いいただき、ありがとうございます。長らくご厚情を賜りましたが、私どもの都合により今後の季節のご挨拶は控えさせていただきたく存じます。ご近所のお付き合いは今後とも変わらずお願いいたします。

例文36【環境変化を理由とした辞退】

いつもありがとうございます。毎年お心遣いいただき、恐縮しております。最近は家族の状況も変わり、生活を見直すことにいたしました。お気遣いいただかないよう、お願いいたします。ご近所として、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

例文37【相互理解を求める温かい辞退】

お暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。いつもお心遣いいただき、ありがとうございます。お互いに気を遣わず、もう少し気楽にお付き合いしませんか。季節のご挨拶は控えて、普段通りの関係でいていただければと思います。

例文38【高齢による配慮ある辞退】

いつもお心遣いありがとうございます。長い間ご厚情を賜り、感謝しております。私も年を重ね、今まで通りのお付き合いが難しくなってまいりました。勝手ではございますが、季節のご挨拶は控えさせていただきます。ご近所のお付き合いは今後ともお願いいたします。

例文39【シンプルな関係を提案する辞退】

いつもありがとうございます。毎年ご丁寧にお心遣いいただき、恐縮しております。最近は生活をシンプルにしたいと考えており、季節のご挨拶は控えさせていただこうと思います。普段のお付き合いは今後とも変わらずお願いいたします。

例文40【感謝と今後の良好関係を願う辞退】

暑中お見舞い申し上げます。いつも温かいお心遣いをいただき、心より感謝申し上げます。私どもの事情により、今後の季節のご挨拶は失礼させていただきます。お気遣いなくお願いいたします。ご近所として、末永くよろしくお願いいたします。

段階的にやめる優しい方法

暑中見舞いへの切り替え

いきなりお中元をやめるのではなく、まずは暑中見舞いのはがきに変更する方法があります。

品物からはがきへの変更で、相手も「そろそろやめどきかな」と自然に理解してくれます。

暑中見舞いの例文

「暑中お見舞い申し上げます。いつもお心遣いいただき、ありがとうございます。お身体を大切に、この夏をお過ごしください。」

金額を段階的に下げる

毎年5,000円の品物を贈っていた場合、3,000円、2,000円と徐々に金額を下げていく方法です。

相手も気づきやすく、自然な終了への流れを作れます。

お歳暮のみに変更

お中元をやめて、年末のお歳暮のみにする方法もあります。

「一年のご挨拶」として、より意味のある贈り物になります。

翌年はお歳暮も年賀状に変更すれば、完全にやめることができます。

別の機会での感謝表現

お中元の代わりに、旅行のお土産や相手の誕生日、敬老の日などに感謝の気持ちを表現する方法もあります。

より自然で心のこもった関係を築けます。

伝達手段の選び方とマナー

挨拶状(最も丁寧)

適用対象: 会社・取引先・上司・目上の方

特徴: 最も正式で失礼のない方法

送付時期: お中元をいただいてから1週間以内

用紙: 白無地の便箋と封筒

書き方: 縦書き、手書きが理想

電話(親しい関係向け)

適用対象: 親戚・家族・親しい友人

メリット: 温かみがあり、相手の反応がわかる

注意点: 相手の都合を考慮し、簡潔に伝える

話し方: 感謝→理由→お願い→今後の関係の順番で

メール(現代的で手軽)

適用対象: 友人・知人・親戚

メリット: 相手の負担が少なく、記録が残る

注意点: カジュアルすぎないよう丁寧な文面を心がける

件名例: 「季節のご挨拶について」「お中元についてご相談」

お礼状に辞退文を追加

既にお中元をいただいている場合、お礼状の最後に辞退の旨を追加する方法もあります。

感謝を示してから辞退をお願いするため、相手の気持ちを傷つけにくい方法です。

よくある質問と回答

Q1. どのタイミングで伝えるのがベスト?

お中元をいただいた場合は、受け取ってから1週間以内にお伝えするのがマナーです。

来年からやめたい場合は、今年のお中元シーズンが終わった8月頃にお伝えするのも良いでしょう。

年末にお歳暮と合わせてお伝えする方法もあります。

Q2. 相手に重すぎると思われない?

適切な理由と感謝の気持ちを込めてお伝えすれば、重く受け取られることはありません。

「環境の変化により」「ライフスタイルの見直しで」など、婉曲的な表現を使うことで、相手も理解しやすくなります。

Q3. 返事が来ない時はどうする?

返事がないことは、相手が了承してくれたサインと考えて問題ありません。

むしろ、相手も同じように感じていた可能性があります。

翌年からは季節のご挨拶を控え、普段通りのお付き合いを続けてください。

Q4. 手書きとデジタル、どちらがいい?

相手との関係性によります。目上の方や正式な取引先には手書きの挨拶状が最適です。

親しい友人や家族なら、メールや電話でも問題ありません。

大切なのは、相手への配慮と感謝の気持ちです。

Q5. 一度断った後、再開したくなったら?

環境が変わって再開したい場合は、率直にお伝えして構いません。

「以前はお断りしていましたが、状況が変わりましたので」と説明すれば、相手も理解してくれるでしょう。

ただし、頻繁な変更は避けましょう。

Q6. 相手だけがやめた場合はどうする?

相手から辞退の連絡があった場合は、その意思を尊重しましょう。

「承知いたしました。今後ともよろしくお願いいたします」と簡潔に返事をして、翌年からはこちらも送らないようにします。

まとめ

お中元じまいは、人生の自然な流れの一部です。

大切なのは、相手への感謝と配慮を忘れずに、適切な方法でお伝えすることです。

お中元じまいの要点

  • 感謝の気持ちを最初に表現する
  • 関係性に応じた適切な言葉遣いを選ぶ
  • 具体的すぎる理由は避け、婉曲的に表現する
  • 今後の関係継続への意思を示す
  • 段階的にやめる方法も検討する

お中元をやめることで、お互いの負担が軽くなり、より自然で心地よい関係を築けます。

形式的な義務感から解放されて、本当に大切な人との関係をより深めることができるでしょう。

今回ご紹介した文例を参考に、あなたの状況や相手との関係性に合わせて、心のこもった辞退のご挨拶をお送りください。

相手への配慮を忘れずにお伝えすれば、きっと理解していただけるはずです。

お中元じまいを機に、より豊かで自然な人間関係を育んでいってくださいね。


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