「年賀状じまいをしたいけれど、失礼にならないか心配…」
「相手が不快に思わない伝え方を知りたい」
こうした不安はとても多く、毎年12月〜1月に検索が急増します。
結論から言うと──
✔ 年賀状じまいは“失礼ではありません”
ただし、伝え方を間違えると失礼になることはある。
そこでこの記事では、相手に悪い印象を与えずに伝えるための 7つのポイント と、そのまま使える 文例集 をまとめました。
まず結論:年賀状じまいは「感謝+理由+関係継続」で伝えれば失礼にならない
年賀状じまいが失礼かどうかを決めるのは “やめること”ではなく、“伝え方”。
最重要なのは次の3つです。
- これまでの感謝を伝える
- 理由はあくまで自分側の事情として書く
- 今後も関係を大切にしたい気持ちを添える
この3つさえ守れば、誰にも失礼にはなりません。
相手に不快感を与えない7つのポイント
感謝の言葉を必ず入れる
最も大切なポイント。
NG例
×「今年でやめます」
×「もう必要ないため終わりにします」
OK例
〇「これまでの温かいお心遣いに感謝申し上げます」
理由は“柔らかい表現”にする
理由は詳しく書きすぎる必要なし。
代表的な自然な理由:
- 体調の変化
- 子育て・家庭の事情
- 仕事の多忙
- 生活の見直し
- 高齢による負担
相手を否定する理由を書かない
NG
×「年賀状自体が時代遅れなのでやめます」
×「負担だから終わりにします」
✔ポイント:相手ではなく“自分の事情”を書く。
いきなりの宣言調は避ける
NG
×「今後は一切送りませんのでご了承ください」
OK
〇「勝手ながら、本年をもちまして控えさせていただきます」
今後も交流を続けたい気持ちを書く
これがあるかないかで印象が大きく変わる。
- 「これからもよろしくお願いします」
- 「今後とも変わらぬお付き合いを」
高齢の相手には“やさしい言い回し”で
そのまま伝えると相手が気にする場合があるため、
〇「無理のない生活を心がけたく」
〇「ゆっくり過ごす時間を大切にしたく」
と表現するのが自然。
文体は丁寧〜やわらかいの中間がベスト
固すぎないが、失礼にもならないトーンが理想。
【文例集】失礼にならない年賀状じまいの書き方
基本の文例(万人向け)
文例①(もっとも自然)
これまでの温かい年賀状に心より感謝申し上げます。
勝手ながら、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます。
今後とも変わらぬお付き合いをお願い申し上げます。
文例②(短め)
長年の年賀状をありがとうございました。
勝手ながら、本年限りで年賀状を控えさせていただきます。
友人向け(やわらかい)
●文例③
いつも年賀状をありがとう。
いろいろと忙しくなってきたので、今年で年賀状はお休みします。
これからもよろしくね。
文例④(短め)
これまで年賀状をありがとう。
勝手ながら、今年で一区切りにします。
親族向け(少し丁寧)
文例⑤
毎年の温かい年賀状をありがとうございました。
私事ながら年賀状の準備が難しくなってきましたため、
本年をもちまして控えさせていただきます。
高齢の相手への文例(配慮をこめて)
文例⑥
長年の年賀状に心より感謝申し上げます。
体調をふまえ、今後は年賀状を控えさせていただくことといたしました。
どうぞご無理のないようお過ごしくださいませ。
とても丁寧な長文(恩師・目上向け)
文例⑦
長年にわたり温かい年賀状を頂戴し、深く御礼申し上げます。
私事ではございますが、諸事情により年賀状の作成が難しくなってまいりました。
誠に勝手ではございますが、本年をもちましてご挨拶を控えさせていただきます。
今後のご多幸を心よりお祈り申し上げます。
よくある質問(Q&A)
Q1:年賀状じまいはメールだけで伝えてもOK?
→ 問題なし。友人ならむしろ自然。
Q2:理由は必ず書かなきゃいけない?
→ 必須ではないが“柔らかい理由”があると伝わりやすい。
Q3:相手から年賀状が届いたら?
→ 寒中見舞いでお礼+控える旨を伝えるのが丁寧。
まとめ
年賀状じまいは正しい伝え方をすれば 決して失礼ではありません。
重要なのは:
- 感謝を伝える
- 自分の事情として理由を書く
- 相手を否定する文言は避ける
- 今後の関係を大切にする一言を添える
この4つです。
この記事の文例を使えば、どんな相手にも丁寧に伝えられます。
