新年の年賀状で「一言をどう書けばいいか分からない…」という悩みは、多くの人が抱える共通のテーマです。
本記事では 上司・友人・家族・職場・子ども・喪中・近況報告 まで、あらゆる相手に使える 一言・短文200選 を収録しました。
さらに…
- 相手別で失礼にならない書き方
- 使用NGワード
- 距離感の出し方
- 季節感が出るひとこと
まで、総合的に整理しています。
この1記事だけで、あなたの年賀状はすべて完成します。
年賀状の一言・添え書きはどう書く?(ポイントとNG)
一言で伝わる印象は「温度」と「距離感」
年賀状の一言は、文章量より 相手との距離感に合った“温度” が重要です。
- 距離が近い → 明るく・軽く・親しみを
- 距離が遠い → 丁寧・中立・無難表現
- 目上の方 → 簡潔+敬意+感謝
- 親しい相手 → 温かさ・笑顔・応援
一言は短いぶん、「言い回し1つ」で印象が大きく変わる と心得ましょう。
上司・友人・家族で変えるべき“敬意レベル”
相手によって語尾・敬語の強さを調整します。
| 相手 | トーン | 例 |
|---|---|---|
| 上司・目上 | 丁寧・控えめ・簡潔 | 「本年もご指導のほどよろしくお願いいたします。」 |
| 同僚・知人 | 柔らかい・前向き | 「今年もよろしくお願いします!」 |
| 家族・親戚 | 温かさ・思いやり | 「皆で元気に過ごせますように。」 |
年賀状で避けるNGワード(忌み言葉・倒産系など)
以下は絶対に避けるべき表現です。
❌ 不吉な言葉(忌み言葉)
- 失う・倒れる・滅びる・衰える
- 焼ける・燃える
- 敗れる・去る
❌ ビジネス相手にNG
- あけおめ/ことよろ
- 絵文字・顔文字
- 砕けすぎた表現
❌ 喪中の相手には賀詞NG
- 賀正・迎春・寿
→ 「旧年中はお世話になりました。」 のように賀詞なしで書く。
上司・目上の方向け 一言文例(ライト敬語 35選)
ここでは、「一般向け」 前提なので、ビジネスほど固くしすぎず、丁寧で柔らかい トーンになっています。
かしこまりすぎない丁寧表現(15文)
- 本年も変わらぬご指導のほど、よろしくお願いいたします。
- 昨年は大変お世話になりました。心より御礼申し上げます。
- 今年もご助言をいただけますと幸いです。
- 本年もご期待に応えられるよう努めて参ります。
- 昨年のご厚情に深く感謝申し上げます。
- 本年も引き続きご指導賜りますようお願い申し上げます。
- 今年もご教示いただければ幸いです。
- 旧年中のご指導に改めて感謝申し上げます。
- 本年も精進して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
- 昨年は多くを学ばせていただき、ありがとうございました。
- 本年もご指導の機会をいただければ幸いです。
- 温かいご助言に心より感謝いたします。
- 今年もご期待に沿えるよう努めます。
- 旧年中のご支援に深く感謝申し上げます。
- 本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
感謝を伝える一言(10文)
- 昨年は多くのお力添えをいただき、誠にありがとうございました。
- 日頃のご配慮に心より感謝申し上げます。
- 旧年中の励ましに深く感謝しております。
- いつも温かくご指導いただき、ありがとうございます。
- お支えいただいたことに心から感謝しております。
- 昨年は大変ご助力をいただき、ありがとうございました。
- 本年も変わらぬご厚誼をお願い申し上げます。
- 日頃のご指導に感謝しつつ、新年のご挨拶を申し上げます。
- 旧年中のご厚情に、心より御礼申し上げます。
- 本年も温かいご指導を賜れますと幸いです。
体調を気遣う一言(10文)
- 寒さ厳しき折、どうぞご自愛くださいませ。
- 本年もお健やかにお過ごしになられますようお祈り申し上げます。
- お忙しい時期かと存じますが、どうぞご自愛ください。
- ご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
- どうぞお身体を大切にお過ごしください。
- 今年一年が健やかな日々となりますよう願っております。
- ご自愛専一にてお過ごしくださいませ。
- どうぞご無理のなきようお過ごしください。
- お健やかな一年になりますよう、心より祈念しております。
- 寒さ厳しき折、温かくしてお過ごしください。
友人・知人向け 一言文例(40選)
親しい友人から、少し距離のある知人まで使えるよう、ポップ~疎遠になった人向けに分けて整理しています。
明るい・ポップな一言(15文)
- 今年もいっぱい笑える一年にしようね!
- 今年もどうぞよろしく!また会おう!
- 今年も変わらず仲良くしてね!
- 今年も素敵な一年になりますように!
- また一緒に遊びに行こうね!
- 昨年はありがとう!今年もよろしく!
- 今年もたくさん思い出をつくろう!
- 今年も楽しい一年にしよう!
- お互いに充実した一年にしようね!
- 久しぶりにまたゆっくり話そう!
- また近いうちに会えるといいな!
- 今年も元気いっぱいでいこうね!
- 去年よりもっと良い年にしよう!
- 笑顔あふれる一年になりますように!
- またみんなで集まりたいね!
距離感ちょうど良い一言(15文)
- 今年もどうぞよろしくお願いいたします。
- 本年も良い一年になりますようお祈り申し上げます。
- 昨年は大変お世話になりました。
- 今年も変わらずお付き合いのほどよろしくお願いします。
- ご家族皆さまのご健康とご多幸をお祈りいたします。
- お変わりなくお過ごしでしょうか。
- 昨年のご厚情に感謝いたします。
- 今年が実りある年となりますように。
- またお会いできる日を楽しみにしています。
- 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
- 昨年は何かとお気遣いいただきありがとうございました。
- 今年一年のご多幸を心よりお祈りいたします。
- 良い年をお迎えください。
- またお目にかかれる機会がありますように。
- 今年も穏やかな一年となりますよう願っております。
疎遠気味の人への一言(10文)
- ご無沙汰しております。お変わりありませんか。
- 長らくご無沙汰しておりますが、どうぞ良い一年をお迎えください。
- またご縁がありましたらぜひお会いしましょう。
- 皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
- 本年が穏やかで幸せな一年となりますように。
- ご無沙汰ばかりで恐縮ですが、今年もよろしくお願いいたします。
- またいつかお会いできる日を楽しみにしています。
- 遠方より変わらぬご健康をお祈りいたします。
- 旧年中のご厚情に、改めて御礼申し上げます。
- 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
家族・親戚向け 一言文例(35選)
家族・親戚向けは、温かさ・思いやり・健康配慮 がキーワードです。
気持ちが温かくなる一言(15文)
- 今年もみんなが元気で笑顔の一年になりますように。
- 今年もよろしく!また会えるのを楽しみにしています。
- 家族そろって良い一年にしようね。
- 離れていても元気で過ごしてね。
- 今年もどうぞよろしくお願いいたします。
- またゆっくり会いましょうね。
- いつも気にかけてくれてありがとう。
- 健康に気をつけて、よい一年をお過ごしください。
- 今年も楽しい時間を一緒に過ごせますように。
- いつも支えてくれてありがとう。
- 本年もよろしくお願いします。
- 今年が充実した一年になりますように。
- 無理せず元気に過ごしてね。
- 今年も笑顔の多い一年になりますよう願っています。
- また会える日を楽しみにしています。
子ども・家族の近況を軽く触れる一言(10文)
- 子どもたちも元気に過ごしています。
- 家族みんな元気にしています。
- おかげさまで子どももすくすく成長しています。
- また家族で遊びに行きますね。
- 皆で元気に新年を迎えました。
- 子どもたちも新年を楽しんでいます。
- また写真送りますね。
- 家族一同、元気に過ごしております。
- 今年も家族そろって良い年を迎えられました。
- また近況をご報告させていただきます。
高齢の親戚向けの優しい一言(10文)
- どうぞお身体を大切に、健やかな一年をお過ごしください。
- お変わりなくお過ごしでしょうか。
- 無理をなさらず、ゆっくりお過ごしくださいね。
- ご自愛専一にてお過ごしくださいませ。
- 本年も穏やかな日々となりますようお祈りしています。
- お身体を大切に、温かくしてお過ごしください。
- 今年もお元気で過ごされますよう願っております。
- 健康第一でお過ごしくださいね。
- どうぞお健やかに一年をお過ごしください。
- またお伺いできる機会を楽しみにしております。
職場の同僚・パート先・ママ友的距離感(30選)
ビジネス敬語ほど固くないけれど、丁寧さは必要
──そんな距離感を想定した文例です。
職場の人へ使える無難な一言(10文)
- 昨年は大変お世話になりました。
- 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
- 今年もご指導のほどよろしくお願いします。
- お互いに良い一年になりますように。
- 昨年のご協力に感謝申し上げます。
- 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
- 今年も引き続きよろしくお願いいたします。
- 健康に気をつけて、良い一年をお過ごしください。
- 今年もどうぞよろしくお願いいたします。
- 新しい年が素晴らしい一年になりますように。
励まし・応援系の一言(10文)
- 今年も一緒に頑張りましょう!
- お互い成長できる一年にしましょう。
- 今年も力を合わせていきましょう!
- 本年もどうぞよろしくお願いします。
- 昨年はサポートをありがとうございました。
- 今年もお力添えいただければ幸いです。
- 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
- 前向きな一年になりますように。
- 仕事でもプライベートでも良いことがありますように。
- また一緒に頑張っていきましょう!
気遣いのフレーズ(10文)
- 無理をなさらず、お身体を大切にお過ごしください。
- 今年も健康でいられますよう願っています。
- どうぞご自愛ください。
- 今年も穏やかな一年になりますように。
- ご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
- 本年が実り多い年となりますように。
- 昨年はお気遣いいただきありがとうございました。
- 今年も変わらぬお付き合いをお願いいたします。
- ご無理のないようお過ごしください。
- お身体に気をつけてお過ごしください。
家族宛て・友人宛てで使える “季節の一言”(15選)
季語・冬の情景を入れると上品で差別化できる文例です。
冬の季語を使った一言(5文)
- 初春の光のように、明るい一年になりますように。
- 寒さ厳しき折、お元気でお過ごしください。
- 冬晴れのように爽やかな一年となりますように。
- 寒風に負けず、健やかにお過ごしください。
- 柔らかな陽ざしに春の兆しを感じる頃ですね。
新年の希望を表す一言(5文)
- 希望あふれる一年になりますように。
- 新しい年が笑顔で満たされますよう願っています。
- 穏やかな日々が続く一年でありますように。
- 今年も良いスタートが切れますように。
- 明るい未来へ向かう一年となりますように。
柔らかく季節を感じさせる一言(5文)
- 寒さが続きますが、お元気でお過ごしください。
- 温かいお正月をお迎えください。
- 冬空の下でも心温まる瞬間が訪れますように。
- 一年の最初に、優しい風が吹きますように。
- お身体に気をつけて、ゆっくりお過ごしください。
子ども・学生向けのかわいい一言(15選)
小学生〜高校生、受験生まで対応した“かわいい・励まし系”の文例です。
小学生〜高校生へ(10文)
- 今年も元気いっぱいがんばってね!
- 勉強も遊びも楽しんでね!
- 今年もたくさんの思い出をつくろう!
- 笑顔いっぱいの一年になりますように。
- 今年もチャレンジの年にしよう!
- 新しいことにどんどん挑戦してね!
- 今年も仲良くしてね!
- 毎日楽しい一年になりますように!
- 今年もキラキラの一年にしてね!
- 健康第一で、元気にすごしてね!
受験生・部活生向け(5文)
- 受験、応援しているよ!がんばってね。
- 練習の成果が出ますように。
- 本番で実力を発揮できますように!
- 今年も努力が実を結びますように。
- 無理しすぎず、体調を大切にね。
喪中の方への“賀詞なし”一言(10選)
喪中相手には「賀詞」「お祝い表現」禁止。
やさしく寄り添う語調に統一。
- 寒さ厳しき折、どうぞご自愛くださいませ。
- お疲れが出ませんよう、お身体を大切にお過ごしください。
- 静かな新年をお迎えのことと存じます。
- 穏やかな日々が訪れますよう心よりお祈り申し上げます。
- 本年が少しでも安らぎのある一年となりますように。
- 無理をなさらず、お健やかにお過ごしください。
- 心穏やかな一年になりますよう願っております。
- ご家族皆さまのご健康をお祈りいたします。
- 静かに心休まる時間がございますように。
- どうぞお身体を大切にお過ごしくださいませ。
転居・結婚・出産など「近況報告とセットの一言」(10選)
年賀状で多い“近況+一言”セット。
相手に負担をかけない控えめ表現を採用しています。
- 新しい環境にも少しずつ慣れてきました。
- ○月に転居し、元気に過ごしています。
- 子どももすくすく成長しています。
- ○月に家族が一人増えました。
- ささやかですが幸せな日々を過ごしています。
- 新しい職場で頑張っています。
- 今年も穏やかに暮らしていきたいと思います。
- また落ち着いたらご連絡させていただきます。
- 変わらぬお付き合いをいただければ幸いです。
- 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
🔗 記事内のカテゴリ一覧(クリックで移動します)
- 上司・目上向け(35選) … 丁寧だが重くない一言集
- 友人・知人向け(40選) … カジュアル〜疎遠系まで網羅
- 家族・親戚向け(35選) … 温かく優しい一言カテゴリ
- 同僚関係(30選) … 同僚・パート先など向け
- 季節の一言(15選) … 季語入りで上品な印象に
- 子ども・学生向け(15選) … かわいい・励まし系
- 喪中相手への一言(10選) … 賀詞なし控えめ表現
- 近況報告とあわせる一言(10選) … 転居・出産・就職など
よくある質問(FAQ)
Q1: 一言だけだと失礼になりませんか?
A. 年賀状は「形式的な挨拶状」なので、一言でも失礼ではありません。
ただし 上司や取引先などの“目上”には少し丁寧な表現 を入れましょう。
例)「昨年は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。」
Q2:年賀状に句読点は使っていい?
A. 古い慣習では「句読点を使わない」とされていましたが、現在は 使ってもマナー違反ではありません。
ただし “フォーマル寄りの相手” には句読点なしが上品です。
Q3:手書きと印刷どっちがいい?
A. 基本はどちらでも問題ありません。
ただし ひと言だけでも手書きを添えると印象が大幅UP します。
Q4:上司に「明けましておめでとう」はダメ?
A. ビジネスでは問題ありません。
ただし、よりフォーマルにしたい場合は「新年のご挨拶を申し上げます」などの “賀詞+丁寧語” が無難です。
Q5:年賀状に使ってはいけないNGワードは?
A. 以下は避けましょう。
- 忌み言葉:失う/倒れる/切れる/終わる/衰える
- 災害を連想させる言葉
- 不幸・訃報に触れる言葉(喪中相手を除く)
Q6:喪中の人へ年賀状を出してもいい?
A. 賀詞なしの挨拶ならOKですが、相手の負担にならないため 寒中見舞いへ切り替えるのが最適 です。
まとめ:年賀状の一言は “距離感と言葉の温度” がすべて
- 上司には「丁寧・控えめ」
- 友人には「明るく自然体」
- 家族には「温かく柔らかい」
- 子どもには「応援・かわいい」
- 喪中には「静かでやさしい」
この“温度のチューニング” ができれば、どんな相手にも失礼なく気持ちが伝わります。
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