寒中見舞いが届いたとき、
「これって返事は必要？」
「返すなら、何を書けばいい？」
と迷う方は少なくありません。
寒中見舞いは年賀状とは違い、必ず返信しなければならないものではありません。
ただし、関係性や状況によっては、一言返すだけで印象がよくなるのも事実です。
この記事では、
寒中見舞いをもらったときの判断基準・正しい返信マナー・そのまま使える文例を、一般向けにやさしく解説します。
寒中見舞いに返信は必要？
結論から言うと、必須ではありません。
ただし、次のような場合は、返信をすると丁寧な印象になります。
- 親しい友人・親戚から届いた
- 年賀状を出せなかった相手から届いた
- 目上の方・お世話になっている方から届いた
一方で、
形式的な寒中見舞いに対しては、無理に返さなくても失礼にはなりません。
迷ったときは、
「今後も関係を大切にしたい相手かどうか」
を基準に考えると判断しやすくなります。
寒中見舞いの返信はいつまでに出す？
返信の目安は、できれば1週間以内、遅くとも 立春（2月4日頃）まで が理想です。
立春を過ぎてしまった場合は、
寒中見舞いではなく 余寒見舞い に切り替えると自然です。
👉 時期の違いについては
→ 余寒見舞いの書き方と文例 も参考になります。
寒中見舞い返信の基本構成
返信は、次の流れを意識すると簡単です。
- 寒中見舞いへのお礼
- 相手の健康を気遣う言葉
- 自分の近況（省略してもOK）
- 結びの言葉
長文にする必要はなく、2〜3文でも十分です。
【文例】そのまま使える寒中見舞いの返信
友人・知人向け（やさしい返信）
寒中お見舞いありがとうございます。
寒さの厳しい日が続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
どうぞお体にお気をつけてお過ごしください。
親戚・少し丁寧な相手向け
寒中お見舞いをいただき、誠にありがとうございます。
寒さ厳しき折、皆様にはお健やかにお過ごしのことと存じます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
年賀状を出せなかった相手への返信
寒中お見舞いありがとうございます。
年始のご挨拶が行き届かず、失礼いたしました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
年賀状じまい後に届いた場合の返信
寒中お見舞いありがとうございます。
ご丁寧なお心遣いに感謝申し上げます。
今後とも変わらぬお付き合いをいただけましたら幸いです。
👉 年賀状じまいについては
→ 年賀状じまいのマナーと文例 も参考になります。
寒中見舞い返信で避けたいNG表現
返信でも、次の表現は避けましょう。
- 謹賀新年／賀正／迎春
- 新年あけましておめでとうございます
- 初春
寒中見舞いは「新年の祝い」ではないため、正月表現は使わないのが基本です。
寒中見舞いの返信で迷ったときは
こんなときは、短い返信を出すと安心です。
- 返さないと気になってしまう
- 今後も関係を続けたい
- 相手が丁寧な文面だった
たった一言でも、「ありがとうございます」＋「ご自愛ください」
この2点が入っていれば十分です。
まとめ
寒中見舞いの返信は必須ではありませんが、相手との関係性によっては、返すことで印象がよくなります。
- 返信は立春までが目安
- 短くてOK
- 正月表現は使わない
迷ったときは、無理のない範囲で一言添えるのが大人の対応です。
