高校の通知表で「家庭からのコメント」を求められると、
何を書けばいいか分からない/正直に書くと角が立ちそう/子どもが読むと思うと言いづらい…
と悩みがちです。
でも大丈夫。
通知表コメントは、上手に書けば「先生に好印象」を狙うものではなく、家庭と学校の連携をスムーズにする“短い連絡”になります。
この記事では、先生に伝わる型(テンプレ)と、成績・状況別の例文、NG例、さらに字数制限(30/50/100字)の短文テンプレまでまとめます。
高校の通知表コメントの目的は「連携を良くする」こと
家庭からのコメントの目的は、主にこの3つです。
- 日頃の指導への感謝(最低1行でOK)
- 家庭での様子の共有(学校では見えない面)
- 今後の方向性・お願い(必要なら)
「お願い」の文は、丁寧すぎると堅くなりやすいので、柔らかくしたい人は
「よろしくお願いします」の言い換えも参考になります。
→ 「よろしくお願いします」の言い換え表現
先生に伝わる“鉄板の型”はこれ
迷ったら、この順番で書けばほぼ失敗しません。
先生に伝わる構成
- 感謝(1文)
- 家庭での様子(1〜2文)
- 課題・気になる点(必要なら1文)
- 今後のお願い(1文)
「お願い」の前置きで柔らかくしたいときは、「差し支えなければ」が便利です。
→ 「差し支えなければ」の意味と使い方
書くときに気をつけたい3つのポイント
① 子どもが読んでも大丈夫な表現にする
通知表は本人が見る前提の学校も多いです。
課題を書くときほど、人格否定・決めつけを避けましょう。
② 「現状認識」と「家庭の取り組み」をセットで書く
成績が振るわない場合でも、「困っています」で終わらせず、家庭での工夫(小さくてOK)を書くと前向きになります。
「認識/把握/理解」の違いが気になる人はこちらへ。
→ 「認識」「理解」「把握」の違い
③ 先生・他の生徒への批判は書かない
不満があっても、通知表欄は不向き。
相談は別ルート(面談やメール)にしましょう。
成績・状況別コメント例文(そのまま使える)
以下は、コピペして少し直せば使える例文です。
※「○○」は科目名や子どもの特徴に置き換えてください。
【成績良好】順調に伸びている
いつも丁寧にご指導いただきありがとうございます。家庭でも学習に前向きに取り組む姿が増え、特に○○の授業が楽しいようです。今後も慢心せず、継続して努力できるよう家庭でも見守ります。引き続きよろしくお願いいたします。
【成績が振るわない】学習面に課題がある
日頃よりお世話になっております。今回の結果を受け、家庭でも学習の進め方を見直し、復習の時間を少しずつ増やしています。本人なりに取り組む姿も見られるため、焦らず続けられるよう支えたいと思います。今後もご指導のほどよろしくお願いいたします。
※「残念ながら」「あいにく」など“マイナス”を入れたいときの言い方はこちらへ。
→ 「残念ながら」「あいにく」「遺憾ながら」の違いと使い分け
【部活と勉強の両立】忙しい中で頑張っている
いつも温かいご指導をありがとうございます。部活動と学習の両立に苦戦しつつも、時間の使い方を工夫しようとしている様子が家庭でも見られます。体調面にも気をつけながら、学習習慣を整えられるよう支援していきます。今後ともよろしくお願いいたします。
【進路】志望校や目標が見えてきた/まだ迷っている
お忙しい中、進路についてもご指導いただきありがとうございます。本人は○○の分野に関心が強く、将来について考える機会が増えました。家庭でも情報収集を進めつつ、学習面の課題にも取り組めるよう支えたいと思います。引き続きご助言いただけますと幸いです。
「志望/希望」の使い分けで迷う人はこちらへ。
→ 「志望」「希望」の違いとは?
「ご助言いただけますと幸いです」のような柔らかい確認・お願いはこちらへ。
→ 「ご確認いただけますと幸いです」の正しい使い方
【学校生活】友人関係・生活態度・メンタル面が気になる
いつも○○を見守っていただきありがとうございます。学校生活には慣れてきた様子ですが、家庭では疲れが出る日もあります。無理のないペースで生活リズムを整え、気持ちの面も支えながら見守っていきます。学校で気になる点がありましたら、差し支えない範囲でご共有いただけますと幸いです。
よくある失敗例(NG集)と言い換え
NG1:「家でも同じです」だけで終わる
→ 先生に情報が増えないので、家庭の様子を1つだけ具体化。
改善例:
「家庭では○○の復習を短時間でも続けるようにしています」
NG2:「勉強しません」など否定だけ
→ 課題+対策(少しでOK)をセットに。
改善例:
「学習の優先順位がつけにくいようなので、時間割を一緒に確認しています」
NG3:先生や学校への批判・比較
→ 通知表欄ではなく、面談や連絡で相談を。
「お忙しいところ恐縮ですが」など切り出しが苦手ならこちらへ。
→ 「お忙しいところ恐縮ですが」「お手数をおかけしますが」の違い
字数制限がある場合の“短文テンプレ”
学校によっては30字〜100字程度の欄があります。
以下をベースに調整してください。
30字(超短い)
- いつもご指導ありがとうございます。家庭でも見守ります。
- ご指導ありがとうございます。家庭でも復習を続けます。
- お世話になっております。今後もよろしくお願いいたします。
50字(短い)
- いつもご指導ありがとうございます。家庭でも復習の時間を少しずつ増やしています。今後もよろしくお願いいたします。
- ご指導ありがとうございます。部活と勉強の両立に向け、生活リズムを整えるよう支援しています。
100字(しっかり)
- いつも丁寧にご指導いただきありがとうございます。家庭でも学習の進め方を見直し、復習を短時間でも継続しています。本人の良い点も伸ばせるよう見守りますので、今後もご指導のほどよろしくお願いいたします。
よくある質問(FAQ)
Q1. 成績が悪いとき、どの程度正直に書くべき?
事実はぼかさず、でも“責めない言い方”で。
ポイントは「現状」+「家庭の対応」+「お願い」。
例:
「結果を受け、家庭でも復習方法を見直しています。学習の進め方で助言をいただけますと幸いです」
「お手数おかけしますが/恐れ入りますが」などの差が気になる人はこちらへ。
→ 「お手数おかけしますが」「恐れ入りますが」の違い
Q2. 字数が少なくて何も書けない…
優先順位はこれです。
- 感謝
- 家庭の様子(1つ)
- お願い(1つ)
Q3. 子どもに見せる前提で書いた方がいい?
基本は はい。
特に「人格否定」「決めつけ」「将来を悲観する言い方」は避け、
「少しずつ」「本人なりに」「工夫して」など、余白のある言い方にしましょう。
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まとめ
高校の通知表コメントは、上手に書こうとするほど悩みますが、
「感謝→家庭の様子→(必要なら課題)→お願い」の型に当てはめれば十分です。
迷ったら、例文をコピペして “○○だけ置き換える” ところから始めてください。
