「年賀状じまいを伝えたのに、相手から年賀状が届いた…」
「返すべき?返さないべき?」
このケースは意外と多く、12月末〜1月上旬に検索が急増します。
この記事では、年賀状じまい後に年賀状が届いたときの最適な対応 を、立場別・状況別に完全整理。
さらに
✔ そのまま使える文例
✔ 寒中見舞いを使う場合の書き方
✔ NG対応
までまとめています。
まず結論:返す or 返さない?
基本 → 返した方が丁寧
- 相手が知らずに送っている
- こちらの都合でじまいをした
- 無視すると「感じが悪い」と受け取られやすい
年賀状じまいは相手の都合ではなく「こちらの事情」です。
なので 受け取った年は返すのがもっとも角が立たない 対応です。
返すときの方法(ケース別)
元旦〜松の内(1月7日)に届いた場合
→ 年賀状で返す or すぐ寒中見舞いを出す
どちらでもOK。
1月8日以降に届いた場合
→ 寒中見舞いで返すのが正解
理由:8日以降は年賀状を出してはいけないため。
そもそも「じまいを伝えずに」やめた場合
→ 寒中見舞いで“お知らせ+お礼+控える旨”が自然
立場別 文例集(全15本)
友人から届いた場合(自然・気まずくならない文例)
文例①(年賀状で返す)
年賀状をありがとう!
私のほうは年賀状を控えるつもりでいたのですが、
いただけてとても嬉しかったです。
本年もどうぞよろしくお願いします。
文例②(寒中見舞いで返す)
寒中お見舞い申し上げます。
年賀状をいただき、ありがとうございました。
実は今年から年賀状を控える予定でしたが、
いただけてとても嬉しかったです。
今後ともよろしくお願いします。
文例③(シンプル)
寒中お見舞い申し上げます。
年賀状をありがとうございました。
今年から年賀状は控えさせていただきますが、
これからもよろしくお願いします。
親族から届いた場合(やわらかく丁寧)
文例④
寒中お見舞い申し上げます。
年賀状をありがとうございました。
本年より年賀状を控えるつもりでおりましたが、
お気遣いをいただき心より感謝申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
●文例⑤
寒中お見舞い申し上げます。
ご丁寧な年賀状をありがとうございました。
本年から年賀状は控えさせていただきますが、
どうかよろしくお願いいたします。
高齢の親族から届いた場合(気持ちを大切に)
文例⑥
寒中お見舞い申し上げます。
温かい年賀状をいただき、ありがとうございました。
本年から年賀状を控える予定でしたが、
お言葉がとても嬉しく励みになりました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
文例⑦(短め)
寒中お見舞い申し上げます。
年賀状をありがとうございました。
本年より年賀状を控えておりますが、
今後ともよろしくお願いいたします。
職場関係(上司・近い関係)
※ビジネス部分は「一般文例サイト向け」にマイルドに調整
文例⑧
寒中お見舞い申し上げます。
年賀状をいただき、誠にありがとうございました。
本年より年賀状は控える予定でおりましたが、
丁寧なご挨拶を頂戴し恐縮です。
今後ともよろしくお願いいたします。
文例⑨(簡潔)
寒中お見舞い申し上げます。
ご丁寧な年賀状をありがとうございました。
今年から年賀状を控えておりますが、
どうぞよろしくお願いいたします。
昔の知人・疎遠になっていた相手から届いた場合
文例⑩
寒中お見舞い申し上げます。
年賀状をいただき、ありがとうございました。
本年から年賀状を控える予定でしたが、
久しぶりのお便りを嬉しく拝見しました。
どうぞご自愛くださいませ。
文例⑪(丁寧)
寒中お見舞い申し上げます。
このたびは年賀状をいただき、ありがとうございました。
誠に勝手ながら本年より年賀状を控えておりますが、
いただいたお便り、とても懐かしく感じました。
相手が「こちらがじまいしたことを知らなかった場合」
文例⑫(自然)
寒中お見舞い申し上げます。
年賀状をいただき、ありがとうございました。
本年より年賀状を控えておりますが、
温かいお言葉を嬉しく拝見いたしました。
文例⑬(説明を少し添える)
寒中お見舞い申し上げます。
年賀状をありがとうございました。
本年より事情により年賀状は控えております。
お気遣いに心より感謝申し上げます。
とても簡潔に返す文例
文例⑭
寒中お見舞い申し上げます。
年賀状をいただき、ありがとうございました。
本年より年賀状を控えておりますが、どうぞよろしくお願いいたします。
文例⑮
寒中お見舞い申し上げます。
ご丁寧な年賀状をありがとうございました。
今年から年賀状は控えております。
返すとき・返さないときの注意点
✔ 返すときの注意
- 必ず「お礼」を書く
- 「もう送らないで」と取れる文言は避ける
- 年賀状じまいの理由は簡潔でいい
✔ 返さないとき(相手が明らかに業務的・機械的な場合)
→ 親しくない相手の大量印刷年賀状など
ただし 基本は返すほうが無難。
まとめ
年賀状じまい後に年賀状が届くのは、よくあることです。
対応としては、
- 基本は返す(年賀状 or 寒中見舞い)
- お礼を添える
- 控える理由は軽く述べる
- 相手を否定しない
これを守れば、気まずくなることなく丁寧に気持ちを伝えられます。
文例もそのまま使えるものばかりなので、ぜひ状況に合わせて選んでください。
