「年賀状じまいを寒中見舞いで伝えるのは失礼?」
「どんな文面にしたら角が立たない?」
そんな疑問が毎年1月上旬に急増します。
結論から言うと──
✔ 寒中見舞いは、年賀状じまいを伝える “最も角が立たない方法”
理由はシンプルで 新年の祝い事から距離を置いた落ち着いた時期であるため。
この記事では、
- 寒中見舞いで伝える最適な時期
- 書き方の基本
- 相手別の文例20選
- 失敗しないための注意点
まで、すべてまとめて解説します。
一般的な寒中見舞いの書き方や文例はこちらで紹介しています
👉寒中見舞いの書き方と文例|一般向け完全ガイド
寒中見舞いで年賀状じまいを伝える時期
寒中見舞いの期間
1月8日〜2月3日(立春前日まで)
✔ この期間であれば年賀状じまいを伝えても失礼にならない
とても柔らかく、落ち着いた印象で伝えられる。
寒中見舞いで年賀状じまいを伝えるメリット
高齢者や目上にも伝えやすい
新年の祝い言葉を避けるため、丁寧で控えめな印象。
年賀状を“後から返す”ときにも使える
年賀状が届いて初めてじまいを伝えたいときに最適。
事情をやわらかく説明できる
・体調
・多忙
・生活の見直し
など、やんわり伝えられる。
寒中見舞いで伝える場合の文章構成(基本)
寒中見舞いでの年賀状じまいは、次の4ステップで書くと自然です。
- 寒中見舞いの挨拶
- 年賀状のお礼
- 年賀状じまいを伝える(理由は短め)
- 今後の関係を大切にする一言
文例20選(相手別)
基本の文例(誰にでも使える)
文例①
寒中お見舞い申し上げます。
このたびは年賀状をいただき、ありがとうございました。
勝手ながら、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
文例②(短め)
寒中お見舞い申し上げます。
年賀状をありがとうございました。
今年より年賀状を控えさせていただきます。
友人向け(やわらかい・自然)
文例③
寒中お見舞い申し上げます。
年賀状をありがとう!
今年から年賀状はお休みすることにしました。
これからも仲良くしてね。
文例④
寒中お見舞い申し上げます。
年賀状を嬉しく受け取りました。
勝手ながら、今年で年賀状は一区切りにします。
今後ともよろしくね。
親族向け(柔らかく丁寧に)
文例⑤
寒中お見舞い申し上げます。
長年の年賀状をいただき、心より感謝しております。
本年より年賀状のご挨拶を控えさせていただきます。
文例⑥
寒中お見舞い申し上げます。
いつもお気遣いをいただき、ありがとうございます。
勝手ながら、年賀状は本年限りとさせていただきます。
高齢の相手向け(配慮重視)
文例⑦
寒中お見舞い申し上げます。
これまで温かい年賀状をいただき、心より感謝申し上げます。
体調を考え、今後は年賀状を控えさせていただくことといたしました。
どうぞご自愛くださいませ。
文例⑧
寒中お見舞い申し上げます。
長年のお心遣いをありがとうございました。
無理のない生活を心がけたく、今年より年賀状は控えさせていただきます。
体調・年齢を理由にする文例
文例⑨
寒中お見舞い申し上げます。
体調のこともあり、今年から年賀状は控えさせていただきます。
これまで本当にありがとうございました。
文例⑩
寒中お見舞い申し上げます。
年齢のことを考え、勝手ながら年賀状のやり取りは本年をもちまして控えさせていただきます。
多忙・生活の変化を理由にする文例
文例⑪
寒中お見舞い申し上げます。
生活の見直しに伴い、勝手ながら年賀状は本年限りとさせていただきます。
文例⑫
寒中お見舞い申し上げます。
家庭の事情もあり、来年より年賀状は控えさせていただきます。
これまでのお気遣いに心より感謝申し上げます。
疎遠・関係性控えめの相手向け
文例⑬
寒中お見舞い申し上げます。
長年の年賀状をありがとうございました。
勝手ではございますが、今年より控えさせていただきます。
文例⑭
寒中お見舞い申し上げます。
これまでの年賀状に感謝申し上げます。
諸事情により、本年より年賀状は控えさせていただきます。
とても丁寧な長文(目上の方へ)
文例⑮
寒中お見舞い申し上げます。
毎年ご丁寧な年賀状を賜り、厚く御礼申し上げます。
誠に勝手ではございますが、諸事情により本年をもちまして年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます。
これまで賜りましたご厚情に心より感謝申し上げます。
文例⑯
寒中お見舞い申し上げます。
長年にわたり温かいお心遣いを賜り、深く感謝申し上げます。
勝手ながら、本年限りで年賀状は失礼させていただきます。
今後とも変わらぬご厚情をお願い申し上げます。
とても短いシンプル文例
文例⑰
寒中お見舞い申し上げます。
今年より年賀状を控えさせていただきます。
文例⑱
寒中お見舞い申し上げます。
勝手ながら、年賀状は本年限りとさせていただきます。
メール・LINE用の軽い文例
文例⑲
寒中お見舞い!今年から年賀状はお休みします。
これからもよろしくね。
文例⑳
寒中お見舞い申し上げます。
年賀状は今年で終わりにします。
今後ともよろしくお願いします。
寒中見舞いで伝えるときの注意点
✔ 1月8日より前に出すのはNG
それは“年賀状”になるため。
年賀状じまいを年賀状で伝えるのは重たく感じられることも。
✔ 理由は長く書かない
→ 説明が多いと相手が気を遣う。
→ 一文でふわっと書くのがベスト。
✔ 「今後の関係」への一言を忘れない
- 「これからもよろしくお願いします」
- 「今後とも変わらぬお付き合いを」
✔ 喪中と混在させない
喪中は「今年だけ」
じまいは「今後ずっと」
併記すると意味がぼやける。
まとめ
寒中見舞いは、年賀状じまいを伝える最も穏やかな方法です。
- 1月8日〜2月3日が適切な期間
- 落ち着いた時期なので柔らかく伝わる
- 文例は「挨拶 → お礼 → 控える旨 → 今後の関係」の流れで書く
この記事の文例20本を使えば、相手を気遣いながら自然に年賀状じまいを伝えられます。
