「年賀状じまいの書き方がわからない」
「文章の基本形を知りたい」
「相手別の文例をまとめて確認したい」
という方は非常に多く、年賀状シーズンになると急増します。
結論から言うと──
✔ 年賀状じまいは、3つの流れを守れば完璧です
年賀状じまいの書き方|基本フォーマット(3ステップ)
ステップ①:これまでの感謝
まずは必ず 感謝の言葉 を入れます。
- 「長年にわたり温かい年賀状をいただき、ありがとうございます。」
- 「これまでの年賀状に心より感謝申し上げます。」
ステップ②:今後は控える旨を伝える
次に、“自分の事情”を理由にして控えることを伝えます。
- 「勝手ながら、本年をもちまして年賀状を控えさせていただきます。」
- 「諸事情により、来年から年賀状はお休みいたします。」
ここでポイントは 相手を否定しないこと。
ステップ③:今後の関係に触れる(任意)
最後に一言添えると印象が良い。
- 「今後とも変わらぬお付き合いをお願い申し上げます。」
- 「これからもよろしくお願いいたします。」
そのまま使える文例20選(状況別)
基本の文例(万人向け)
文例①(最も自然)
長年にわたり温かい年賀状をいただき、誠にありがとうございました。
勝手ながら、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
文例②(短め)
これまで年賀状をいただき、ありがとうございました。
本年限りで年賀状は控えさせていただきます。
文例③(やわらかい)
いつも温かい年賀状をありがとうございました。
勝手ではございますが、今年で年賀状は一区切りとさせていただきます。
友人向け(カジュアル寄り)
文例④
いつも年賀状をありがとう!
いろいろと忙しくなってきたので、今年で年賀状はお休みします。
これからもよろしくね。
文例⑤
これまで年賀状をありがとう。
勝手ながら、今年で一区切りにさせてください。
文例⑥(SNS連携)
年賀状は今年で終わりにしますが、これからもSNSで近況を共有できれば嬉しいです。
親族向け(やわらかく丁寧)
文例⑦
毎年の温かい年賀状をいただき、誠にありがとうございました。
私事ながら、年賀状の準備が難しくなってきましたため、
本年をもちまして控えさせていただきます。
文例⑧
これまでの年賀状をありがたく拝受しておりました。
勝手ながら、本年をもちまして年賀状を終えさせていただきます。
高齢の相手向け(配慮多め)
文例⑨
長年の年賀状をいただき、心より感謝申し上げます。
体調を考え、今後は年賀状を控えさせていただくことといたしました。
どうぞご無理のないようお過ごしください。
文例⑩(やさしいトーン)
これまで温かいお心遣いを本当にありがとうございました。
無理のない生活を心がけたく、今年で年賀状は控えさせていただきます。
体調・年齢を理由にする文例
文例⑪
長年にわたり年賀状をいただき、ありがとうございました。
体調の変化もあり、今後は年賀状を控えることにいたしました。
文例⑫
これまでの年賀状に心より感謝しております。
年齢や体力のことも踏まえ、勝手ながら年賀状は本年限りとさせていただきます。
多忙・生活変化を理由にする文例
文例⑬
いつも温かい年賀状をありがとうございます。
生活の見直しに伴い、来年から年賀状は控えさせていただきます。
文例⑭
これまでの年賀状を嬉しく拝読しておりました。
仕事や家庭の事情により、年賀状は本年限りといたします。
とても丁寧な長文(恩師・目上の方へ)
文例⑮
長年にわたり温かい年賀状を頂戴し、深く御礼申し上げます。
私事ではございますが、諸事情により年賀状の作成が難しくなってまいりました。
誠に勝手ではございますが、本年をもちましてご挨拶を控えさせていただきます。
今後のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
文例⑯
平素より温かいお心遣いを賜り、心より感謝申し上げます。
勝手ながら、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を失礼させていただきます。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
寒中見舞いで伝える文例
文例⑰
寒中お見舞い申し上げます。
長年にわたり温かい年賀状をいただき、誠にありがとうございました。
本年より年賀状を控えさせていただくことにいたしました。
文例⑱
寒中お見舞い申し上げます。
これまでの年賀状に深く感謝しております。
勝手ながら、今後は年賀状のご挨拶を控えさせていただきます。
メール・LINE向け(短い文章)
文例⑲
知らせてくれてありがとう!
今年で年賀状はお休みします。
これからもよろしくね。
文例⑳
勝手ながら、今年で年賀状は控えることにしました。
今後ともよろしくお願いします。
年賀状じまいを書くときの注意点
❌ 相手を否定する理由は書かない
×「時代遅れなのでやめます」
×「負担なので終わります」
✔ 理由は必要なら“自分側の事情”として
〇「生活を見直すことにしたため」
〇「体調を考え」
✔ 感謝 → 控える旨 → 関係継続
この流れを守れば失礼にならない。
まとめ
年賀状じまいの書き方は、
- 感謝
- 控える旨
- 今後の関係(任意)
の 3ステップ さえ守れば、誰に対しても丁寧に伝わります。
文例20本を状況別に掲載していますので、相手や用途にあわせてそのまま使える構成です。
