1月上旬は、年始の慌ただしさが少し落ち着き、寒さが本格的に始まる「小寒」の季節です。
新年の挨拶を続けることもできますが、少しずつ「寒さへの気遣い」に軸足を移すと、自然な文章になります。
1月上旬の季節感(小寒)
- 小寒(1月5日頃)
- 冬の寒さが本格化し始める
- 正月気分が残りつつ、日常に戻る頃
文章では
「寒さの始まり」+「体調への気遣い」
を意識すると上品です。
1月上旬に使える季語
- 小寒(しょうかん)
- 寒さ厳しき折
- 冬晴れ
- 冷え込み
1月上旬の挨拶文の書き方
① 新年表現は軽めに
② 寒さに触れる
③ 相手の生活を気遣う
【文例】1月上旬の挨拶文
親しい相手向け
- 年が明け、寒さが一段と増してきましたね。お変わりなくお過ごしでしょうか。
- 小寒を迎え、朝の冷え込みが厳しくなってきました。どうぞご自愛ください。
少し丁寧
- 小寒の候、皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます。
- 寒さが本格的になってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
よくある質問
Q1:1月上旬でも「寒中」は使っていい?
一般的には 小寒(1月5日頃)以降 から「寒中」が使えます。
そのため、1月1日〜4日頃までは、「新年のご挨拶」「新春」などの表現が自然です。
小寒を過ぎたあとは、「寒中に入り」「寒さが一段と増してきました」といった表現に切り替えると違和感がありません。
👉 季語の詳しい意味は
→ 小寒の意味と使い方(季語解説) で解説しています。
Q2:1月上旬に「謹賀新年」はいつまで使える?
「謹賀新年」などの賀詞は、松の内(一般的に1月7日まで) に使うのが基本です。
それ以降は、正月色の強い表現は避け、落ち着いた時候表現に切り替えるのが無難です。
Q3:1月上旬の文末はどう締めるのが自然?
新年の始まりを意識しつつ、堅くなりすぎない締めが好まれます。
例:
「本年もどうぞよろしくお願いいたします。」
「寒さ厳しき折、皆様のご健康をお祈り申し上げます。」
