お礼状を送ろうと思っていたのに、気づけば1か月経ってしまった。そんなとき、「今から送っても大丈夫かな」「かえって失礼にならないかな」と迷うことがあります。
1か月遅れてしまった場合でも、感謝の気持ちを伝えるために、今からお礼状を送ることはできます。
大切なのは、遅れたことをなかったことにするのではなく、最初に簡潔にお詫びを入れ、そのうえで改めて感謝を伝えることです。
お礼を申し上げるのが大変遅くなり、申し訳ございません。
先日は○○をいただき、本当にありがとうございました。
心より感謝申し上げます。
この記事では、お礼状が1か月遅れたときに今から送る場合の書き方を、遅れたことへのお詫び、理由を書かない場合、本文、結びまで例文とともに紹介します。
お礼状が1か月遅れても今から送って大丈夫
お礼状を送るのが遅れてしまうと、「今さら送るほうが変ではないか」と考えてしまいがちです。
しかし、送るのをさらに先延ばしにするより、今からでも感謝の気持ちを伝えるほうが、相手にお礼を伝える機会を作れます。
1か月遅れている場合は、何事もなかったようにお礼だけを書くより、「お礼が遅くなったこと」について一言触れてから本題に入ると自然です。
1か月遅れたお礼状の基本的な書き方
お礼状が遅れた場合も、文章全体を「遅れてしまったことへの謝罪」だけにする必要はありません。
基本的には、次の流れにするとまとめやすくなります。
- 時候の挨拶などの書き出し
- お礼が遅くなったことへのお詫び
- いただいたものや受けた心遣いへの感謝
- 具体的な感想やうれしかった気持ち
- 相手を気遣う結び
特に大切なのは、「遅れてしまったこと」と「感謝していること」を分けて考えることです。お詫びを簡潔にしたら、本文ではきちんと感謝を伝えましょう。
お礼が遅れたことをお詫びする例文
1か月ほど遅れてしまった場合は、最初にお詫びを一言入れると自然です。
お礼を申し上げるのが大変遅くなり、申し訳ございません。
ご連絡が遅くなってしまい、失礼いたしました。
本来ならもっと早くお礼をお伝えすべきところ、遅くなってしまい申し訳ありません。
お礼がすっかり遅くなってしまいましたが、改めて感謝をお伝えしたく、お便りしました。
「遅くなってしまった」と何度も繰り返す必要はありません。冒頭で一度お詫びをしたら、その後は感謝の内容に進みましょう。
理由を書かずにお礼状を送る場合の例文
お礼状が遅れた理由を特に説明したくない場合は、無理に理由を書く必要はありません。
「お礼が遅くなり申し訳ありません」とだけ伝えて、感謝の気持ちを丁寧に書けば、文章としてまとまります。
拝啓
お元気でお過ごしでしょうか。
先日は心のこもったお心遣いをいただき、誠にありがとうございました。
お礼を申し上げるのが大変遅くなり、申し訳ございません。
いただいた○○は、ありがたく使わせていただいております。お心遣いをいただき、本当にうれしく思っております。
改めまして、心より御礼申し上げます。
季節の変わり目ですので、どうぞお身体を大切にお過ごしください。
敬具
遅れた理由を詳しく説明するより、相手への感謝に重点を置くほうが、すっきりしたお礼状になります。
いただいたものへのお礼を伝える例文
贈り物などをいただいた場合は、何をいただいたのかに触れ、その後どうしたかを一言添えると、感謝が具体的に伝わります。
先日は素敵なお品をお送りいただき、ありがとうございました。お礼が遅くなってしまい、申し訳ございません。ありがたく使わせていただいております。温かいお心遣いに、心より感謝しております。
先日は結構なお品をいただき、誠にありがとうございました。お礼が遅くなりましたこと、お詫び申し上げます。家族みんなでありがたくいただきました。お気遣いいただき、本当にありがとうございました。
先日は○○をありがとうございました。ご連絡が遅くなってしまいましたが、とてもありがたく、うれしく思っております。温かいお気持ちに心より感謝いたします。
「使わせていただいています」「家族でいただきました」など、実際の状況に合う一言を加えると、形式的なお礼だけになりにくくなります。
親しい相手へ少し柔らかく書く場合の例文
親戚や親しい知人など、普段から堅苦しい文章を使わない相手なら、お礼状も少し柔らかな表現にできます。
先日は素敵な贈り物をありがとうございました。お礼を伝えるのがすっかり遅くなってしまって、ごめんなさい。とても嬉しかったです。大切に使わせてもらっています。いつも気にかけてくれて、本当にありがとう。
この前は○○を送ってくれてありがとう。お礼が遅くなってしまってごめんなさい。家族みんなでありがたくいただきました。いつも温かい心遣いをありがとう。
親しい相手なら、「申し訳ございません」などの硬い表現を必ず使う必要はありません。普段の関係に合わせて「遅くなってごめんなさい」とするなど、自然な言葉を選びましょう。
目上の人や丁寧に送りたい相手への例文
目上の方や、普段から丁寧な言葉でやり取りしている相手には、遅れたことへのお詫びも少し改まった表現にするとまとまります。
拝啓
先日は格別のお心遣いを賜り、誠にありがとうございました。
本来ならば早々に御礼を申し上げるべきところ、今日までご挨拶が遅くなりましたこと、深くお詫び申し上げます。
いただきました○○は、大切に使わせていただいております。温かいお心遣いをいただき、心より感謝申し上げます。
今後とも変わらぬお付き合いをいただけましたら幸いです。
末筆ながら、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
敬具
相手との関係によっては、ここまで改まった形式にせず、通常のお礼状に遅れへのお詫びを一文加えるだけでも十分です。
遅れた理由を書く場合は簡潔にする
お礼状が遅れた理由を伝える必要がある場合は、長く言い訳のように説明しないことがポイントです。
「忙しかった」「忘れていた」などを詳しく並べるより、「ご連絡が遅くなり申し訳ありません」と簡潔に伝え、その後は感謝の内容に移るほうが自然です。
お礼を申し上げるのが遅くなってしまい、申し訳ございません。なかなかご連絡できず、失礼いたしました。改めまして、先日は温かいお心遣いをいただき、ありがとうございました。
どうしても事情を添える必要がある場合でも、相手に理解を求めるような長い説明にせず、事実を簡潔に書く程度にとどめるとよいでしょう。
お礼状の結びの例文
遅れたお礼状だからといって、最後まで謝罪だけで終える必要はありません。感謝を改めて伝えたり、相手の健康を気遣ったりして締めると自然です。
改めまして、このたびのお心遣いに心より感謝申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
このたびは本当にありがとうございました。これからもお元気でお過ごしください。
温かいお心遣いをいただき、改めて御礼申し上げます。季節の変わり目ですので、どうぞご自愛ください。
またお会いできる日を楽しみにしております。今後ともよろしくお願いいたします。
お礼状が1か月遅れたときの完成例
ここまでの内容をまとめると、「遅れへのお詫び→いただいたことへの感謝→具体的な感想→結び」という流れで書くと、1か月遅れのお礼状もまとめやすくなります。
拝啓
先日は素敵なお品をお送りいただき、誠にありがとうございました。
本来ならば早くお礼を申し上げるべきところ、ご連絡が大変遅くなってしまい、申し訳ございません。
いただいた○○は、ありがたく使わせていただいております。温かいお心遣いをいただき、とても嬉しく思っております。
改めまして、このたびは本当にありがとうございました。
季節の変わり目ですので、どうぞお身体を大切にお過ごしください。
敬具
もう少し柔らかな文章にしたい場合は、次のようにも書けます。
先日は○○をありがとうございました。お礼をお伝えするのがすっかり遅くなってしまって、ごめんなさい。
とても嬉しく、ありがたく使わせてもらっています。いつも温かい心遣いをありがとう。
またお会いできるのを楽しみにしています。どうぞ元気にお過ごしください。
お礼状が1か月遅れたときのポイント
- 今からでも感謝を伝えるために送る
- 冒頭で遅れたことへのお詫びを一度伝える
- 遅れた理由は必要以上に詳しく書かない
- 本文では、いただいたものや心遣いへの感謝をしっかり伝える
- 実際に使ったり食べたりした感想を一言添えると自然
- 最後は謝罪だけで終わらず、感謝や相手への気遣いで締める
- 相手との関係に合わせて、丁寧さや文章量を調整する
お礼状が1か月遅れてしまったときは、「遅れてしまったからもう送れない」と考えるより、今からでも感謝を伝えることを優先しましょう。
遅れへのお詫びは簡潔にし、その後は「ありがとうございました」という本来の気持ちを丁寧に伝えれば、文章全体も自然にまとまります。
お礼の言葉を考えるときに参考になる記事
お礼状の文章全体を考えたい場合や、日常の感謝を伝える言葉を探している場合は、次の記事も参考になります。
