年賀状に少し上品さや季節感を加えたいときは、「初春」「新春」「冬晴れ」など、新年らしい言葉を取り入れる方法があります。
ただし、季語や季節の言葉には、それぞれ使いやすい時期やニュアンスがあります。
この記事では、年賀状に使いやすい季語・季節の言葉50選を、意味と例文つきで紹介します。
完成した文章をそのまま使いたい方は、季語を使った上品な年賀状文例50選|大人の丁寧なあいさつ【2027年版】をご覧ください。
年賀状では「新年に合う言葉」を選ぶ
季語は俳句などで季節を示す言葉ですが、年賀状では厳密に「季語」だけに限定せず、新年や冬の季節感を表す言葉もよく使われます。
特に使いやすいのは、
- 初春
- 新春
- 初空
- 初日
- 初日の出
- 冬晴れ
- 新年
などです。
一方で、小寒・大寒などは時期が限られるため、年賀状が届く日との関係にも注意しましょう。
年賀状に使いやすい新年の言葉20選
1.初春(はつはる)
新年・新春を表す言葉です。
初春を迎え、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
2.新春(しんしゅん)
新しい春、新年を意味します。
新春のお慶びを申し上げます。
3.初空(はつぞら)
元日の空、新年最初の空を表す言葉です。
初空のように清々しい一年になりますように。
4.初日(はつひ)
元日の太陽を表します。
初日の輝きのように明るい一年になりますように。
5.初日の出
新年最初の日の出です。
初日の出のように希望に満ちた一年になりますように。
6.初明かり(はつあかり)
新年最初の夜明けの明るさを表す言葉です。
初明かりとともに、明るい一年の始まりとなりますように。
7.初景色(はつげしき)
新年に初めて見る景色を表します。
初景色のように清々しい新年をお迎えください。
8.初富士(はつふじ)
新年に初めて見る富士山を表す言葉です。
初富士のように晴れやかな一年になりますように。
9.初夢(はつゆめ)
新年に見る最初の夢を指します。
初夢のように希望あふれる一年になりますように。
10.初笑い(はつわらい)
新年になって初めて笑うことを表します。
初笑いから始まる、笑顔いっぱいの一年になりますように。
11.初詣(はつもうで)
新年最初の寺社への参拝です。
初詣とともに、穏やかな一年の始まりとなりますように。
12.元日(がんじつ)
1月1日を表す言葉です。
元日の清々しさとともに、新年のご挨拶を申し上げます。
13.元旦(がんたん)
本来は元日の朝を表します。
令和九年 元旦
年賀状の日付として使われることが多い言葉です。
14.新年(しんねん)
新しい年そのものを表す、幅広く使いやすい言葉です。
新しい一年が素晴らしい年になりますように。
15.年始(ねんし)
年の初めを表します。
年始のご挨拶を申し上げます。
16.年明け
新しい年を迎えたことを表すやわらかい言葉です。
年明けとともに、皆様のご健康をお祈りしております。
17.初便り(はつだより)
新年最初の便りという意味で使えます。
新年の初便りとして、ご挨拶申し上げます。
18.初御空(はつみそら)
新年の空を雅やかに表す言葉です。
初御空のもと、幸多き一年となりますように。
19.歳旦(さいたん)
元日の朝、新年を表す改まった言葉です。
歳旦を寿ぎ、皆様のご多幸をお祈り申し上げます。
20.迎春(げいしゅん)
新春を迎えることを表す賀詞として使われます。
迎春
文章の中に無理に入れるより、賀詞として単独で使う方が自然な場合があります。
冬の情景を感じる言葉15選
21.冬晴れ(ふゆばれ)
冬のよく晴れた空を表します。
冬晴れのように晴れやかな一年になりますように。
22.冬日和(ふゆびより)
穏やかに晴れた冬の日を表します。
冬日和のように穏やかな一年になりますように。
23.寒晴れ(かんばれ)
寒い時期の澄んだ晴天を表します。
寒晴れの空のように、清々しい一年になりますように。
24.冬空(ふゆぞら)
冬の空を表す言葉です。
冬空の澄んだ青のように、心晴れる一年になりますように。
25.冬の朝
静かで清々しい冬の朝を表現できます。
冬の朝のように清らかな気持ちで新年を迎えました。
26.冬陽(ふゆび)
冬の日差しを表す言葉です。
冬陽のようにあたたかな一年になりますように。
27.冬木立(ふゆこだち)
冬の木立を表します。
冬木立の向こうに広がる空のように、希望ある一年になりますように。
28.雪晴れ(ゆきばれ)
雪が降った後に晴れることを表します。
雪晴れのように明るく清々しい一年になりますように。
29.雪景色
雪に覆われた冬らしい景色です。
美しい雪景色とともに、新年のご挨拶を申し上げます。
30.初雪(はつゆき)
その冬に初めて降る雪を表します。
初雪のように新鮮な気持ちで一年を始めたいと思います。
31.寒月(かんげつ)
寒い冬の夜空に見える月を表します。
寒月の澄んだ光のように、穏やかな一年となりますように。
32.冬星(ふゆぼし)
冬の夜空に輝く星を表します。
冬星のように希望の輝く一年になりますように。
33.寒空(さむぞら)
寒い冬の空を表します。
少し寒々しい印象もあるため、年賀状では明るい言葉と組み合わせると使いやすくなります。
34.霜(しも)
冬の寒さを感じさせる言葉です。
情景表現としては使えますが、年賀状では冷たさを強調しすぎないようにしましょう。
35.氷(こおり)
冬らしい言葉ですが、新年の祝いには少し硬く冷たい印象もあります。
年賀状では無理に使う必要はありません。
新年の華やかさを感じる言葉15選
36.松(まつ)
門松など、新年を象徴する植物です。
松の緑のように変わらぬご縁が続きますように。
37.竹(たけ)
まっすぐ伸びる姿から、成長や繁栄を感じさせる言葉です。
竹のように伸びやかな一年になりますように。
38.梅(うめ)
早春を代表する花です。
梅の香りとともに、春の訪れを感じる一年になりますように。
39.若松(わかまつ)
新年の飾りなどに使われる若い松です。
若松のように生命力あふれる一年になりますように。
40.門松(かどまつ)
新年に門口へ飾る松飾りです。
門松とともに、新しい年の福をお迎えください。
41.松飾り(まつかざり)
正月に飾る松を表します。
松飾りの華やぎとともに、新年のご挨拶を申し上げます。
42.鏡餅(かがみもち)
正月を象徴する飾りの一つです。
家族や子ども向けなど、少し親しみのある年賀状に使いやすいでしょう。
43.羽子板(はごいた)
正月遊びを思わせる言葉です。
カジュアルな年賀状や子ども向けに向いています。
44.羽根つき
昔ながらの正月遊びです。
親しい相手への明るい年賀状に取り入れやすい言葉です。
45.凧揚げ(たこあげ)
正月らしい遊びの一つです。
凧のように高く飛躍する一年になりますように。
46.独楽(こま)
正月遊びのこまを表します。
子ども向けや親しい相手への年賀状に使いやすいでしょう。
47.福寿(ふくじゅ)
幸福と長寿を表すおめでたい言葉です。
福寿に満ちた一年となりますようお祈り申し上げます。
48.万福(ばんぷく)
多くの幸福という意味です。
皆様の万福を心よりお祈り申し上げます。
49.瑞祥(ずいしょう)
めでたい兆しを表す言葉です。
かなり改まった印象があるため、文章全体とのバランスを見て使いましょう。
50.賀春(がしゅん)
新春を祝う意味の賀詞です。
賀詞として使う言葉なので、通常の季節語とは少し役割が異なります。
年賀状に特に使いやすい季節の言葉はこの5つ
50個から選ぶのが難しい場合は、次の5つが使いやすいでしょう。
| 言葉 | 使いやすい理由 |
|---|---|
| 初春 | 新年らしく、丁寧な文章にも使いやすい |
| 新春 | フォーマルから一般的な挨拶まで幅広い |
| 冬晴れ | 明るく清々しい情景を表現できる |
| 初空 | 新年ならではの雰囲気を出しやすい |
| 初日の出 | 希望や新しい始まりを表現しやすい |
季語と賀詞は役割が違う
「季語」と「賀詞」は同じものではありません。
たとえば、
- 冬晴れ
- 初雪
- 初空
などは季節を表す言葉です。
一方、
- 謹賀新年
- 迎春
- 賀春
などは、新年を祝う賀詞として使われます。
そのため、文章を作るときは、それぞれの役割を意識すると自然です。
季語だけで文例を作るより「相手への一言」を足す
季節の言葉だけでは、きれいでも少し定型的な文章になりやすいことがあります。
たとえば、
冬晴れのように明るい一年になりますように。
またお会いできる日を楽しみにしています。
とすると、相手個人への気持ちが加わります。
短い添え書きを組み合わせたい方は、年賀状に手書きで添える一言文例|印刷だけに見せない短いメッセージ【2027年版】も参考にしてください。
健康を願う言葉と組み合わせる
- 初春を迎え、今年もお健やかにお過ごしください。
- 新春の喜びとともに、ご健康を心よりお祈り申し上げます。
- 冬晴れのように清々しく健やかな一年になりますように。
- 初空のもと、今年一年のご健康をお祈りしています。
- 新しい一年もどうぞお身体を大切にお過ごしください。
健康を気遣う一言をもっと探したい方は、年賀状で健康を願う一言文例80選|相手を気遣うやさしい言葉【2027年版】をご覧ください。
感謝の言葉と組み合わせる
- 初春を迎え、昨年のお心遣いに改めて感謝申し上げます。
- 新春のご挨拶とともに、昨年のご縁に御礼申し上げます。
- 冬晴れのような清々しい新年を迎え、いつも支えてくださることに感謝しています。
- 新しい年を迎え、昨年もありがとうございました。
- 初春の喜びとともに、本年も変わらぬお付き合いをお願いいたします。
感謝を中心にした年賀状は、年賀状で感謝を伝える一言文例80選|友人・家族・お世話になった人へ【2027年版】も参考にしてください。
2027年・未年と組み合わせる
2027年は未年です。
- 初春を迎え、未年も笑顔の多い一年になりますように。
- 新春を寿ぎ、2027年のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
- 冬晴れのように晴れやかな未年になりますように。
- 初空のように清々しい一年をお過ごしください。
- 未年の新しい一年もどうぞよろしくお願いいたします。
未年にちなんだ一言は、2027年・未年の年賀状に添える一言|干支にちなんだ自然な文例80選で詳しく紹介しています。
年賀状の季語で注意したいこと
「小寒」「大寒」は時期を確認する
小寒・大寒は暦上の時期が決まっています。
元日に届く年賀状へ、時期がまだ来ていない言葉を使うと不自然になることがあります。
松の内を過ぎたら年賀状以外の挨拶も検討する
「松の内も過ぎ」という表現を通常の年賀状に入れるのは、時期との関係から注意が必要です。
年賀状の時期を過ぎてから挨拶を送る場合は、寒中見舞いなど別の形が適していることもあります。
寒さを強調しすぎない
「凍てつく」「冬枯れ」など、寒さや寂しさを強く感じさせる言葉は、新年の明るい挨拶には合わせにくい場合があります。
意味の分からない言葉を雰囲気だけで使わない
響きが美しい言葉でも、意味や使う時期が年賀状に合わない場合があります。
意味を確認したうえで使いましょう。
年賀状の季語についてよくある質問
年賀状には季語を必ず入れる?
必須ではありません。
季節感や上品さを加えたいときに使う表現の一つです。
「初春」と「新春」はどちらが使いやすい?
どちらも年賀状に使いやすい言葉です。
文章全体の響きや、印刷されている賀詞との重複を見ながら選ぶとよいでしょう。
「冬晴れ」は季語として年賀状に使える?
冬の晴天を表す言葉で、新年の清々しさを表現する一言として使えます。
「迎春」は季語?
年賀状では主に新年を祝う賀詞として使われる言葉です。
季節の情景を表す「冬晴れ」などとは役割が異なります。
一つの年賀状に季語を何個も入れていい?
入れることはできますが、多すぎると文章が不自然になりやすいため、一つか二つ程度に絞るとまとめやすいでしょう。
まとめ|年賀状の季語は意味と時期を確認して使う
年賀状に季節感を加えたい場合は、
- 初春
- 新春
- 冬晴れ
- 初空
- 初日
- 初日の出
など、新年に合わせやすい言葉を選ぶと使いやすくなります。
季節の言葉そのものを探すならこの記事、完成した文章を探すなら季語を使った上品な年賀状文例50選|大人の丁寧なあいさつ【2027年版】という使い分けがおすすめです。
